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白川町×ピストイア市 -交流40周年 姉妹都市提携30周年-

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岐阜県白川町

■共に未来へ、結ばれる絆
イタリア・ピストイア市と白川町の交流が始まって、令和6年で40周年を迎え、同年10月30日には姉妹都市提携30周年を迎えました。
パイプオルガンを中心とした音楽から始まったこの交流は、人と人を結び、文化や生活、言葉を越えて、両市町の強い絆を生みました。
ピストイア市との歴史や、さまざまな活動についてお伝えします。

▼イタリア・ピストイア市ってどんなところ?
ピストイア市はイタリア中部のトスカーナ州に属する人口約9万人の中都市で、中世以来の歴史があり、電車の車両製造や観賞用植木の栽培を主な産業としています。2017年には「イタリア文化都市」にも選ばれ、芸術作品も多く残る文化的な町です。

■辻宏×パイプオルガン 音が紡ぐ姉妹都市の物語
○辻(つじ)宏(ひろし)(1933-2005)
愛知県春日井市出身のパイプオルガン建造家。東京芸術大学を卒業後、アメリカやオランダにてオルガン建造を学ぶ。神奈川県座間市にオルガン建造所を設立したが、美しい自然環境と広い工房を求めて白川町黒川に移住し、「辻オルガン」を設立した。

▼交流のはじまり
白川町とピストイア市との交流は、黒川のパイプオルガン建造家・辻宏氏がピストイア市の歴史的なオルガンを修復したことをきっかけに始まりました。昭和59年、初めて白川町を訪れたピストイア市長と白川町長の間で「日本の若いオルガン演奏家を育成しよう」との思いが一致。翌年に「イタリアオルガン音楽アカデミー」が始まりました。アカデミーの活動は、昨年で39回目を迎え、総受講者数は延べ1125名にのぼっています。その他にも音楽や文化を通したさまざまな行事(5p参照)が行われ、両市町のさらなる交流の発展が期待されます。

▼伝統的な″鍵盤楽器〞
パイプオルガンは鍵盤楽器の一種で、パイプに風を送り、空気を振動させて音を奏でる楽器です。黒川の辻オルガン(現・藤吉オルガン)工房では、これまでに63台が製作され、町内には4台が設置されています。それぞれのオルガンは、奏でる音色や用途に合わせて設計され、数百年にわたって美しい音を響かせるよう工夫されています。これらのオルガンが、町に彩りを与えています。

■白川×ピストイア 文化が織りなす交流の架け橋
▼交流40周年記念行事
○白川町芸術文化祭コンサート
(1)(2)フルート奏者大熊理恵子さんと、ピアノ奏者のルカ・トッリジャーニさん、ギター奏者のラーポ・ヴァンヌッチさんがコンサートのために来日。
(3)パイプオルガンを前に、黒川中学校の生徒に向けて演奏を披露。
(4)光の子保育園では演奏のほかに、園児と一緒に、音に合わせた簡単なゲームをしました。
(5)町民会館で白川中学校の生徒に演奏を披露。演奏後にはお礼の花束が授与されました。

▼姉妹都市提携30周年記念行事
○WEBコンサート
(1)(2)ピストイアのアレッサンドロ・トマージ市長と佐伯町長が友好のメッセージを交わす。
(3)両市町の姉妹都市提携30周年を記念し、イタリア・トスカーナ州出身の歌手カリマさんと実力派ピアニストのピエロ・フラッシさんが演奏を披露。

○イタリアン給食
(1)イタリア文化会館-大阪の館長アンドレア・ラオスさんが白川中学校で挨拶。挨拶の様子は町内小中学校にライブ配信されました。
(2)姉妹都市提携を記念して当時の給食で出された「ラザニア」を提供。他にもフォカッチャやミネストローネなどイタリア料理満載の献立となりました。
(3)会食を楽しみながら、ピストイアの食卓についての動画を視聴。
(4)最後はみんなで記念撮影。町内小中学校に配られたイタリアの絵本のお礼とあわせて、グラッチェ!!

〔詳細は本紙をご覧ください〕

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