■令和6年度全国体力・運動能力、運動習慣調査の結果から
令和6年4月から7月にかけて、小学校5年生と中学校2年生を対象に実施された「全国体力・運動能力、運動習慣調査」の結果です。調査は50m走、シャトルラン、立位体前屈等の実技と、児童生徒の運動や生活、学習の仕方等に関わる質問紙調査で行われました。町全体の結果は、小学校では全国・県平均と比べて「極めて高い」、中学校では「やや高い」という状況でした。左に、全国と県の調査結果と比較しながら白川町の子どもたちの結果を示します。
○体力合計点
・小5男子(点)
・小5女子(点)
・中2男子(点)
・中2女子(点)
※点数が1点違うと50m走では0.2~0.3秒程度、シャトルランでは10回程度、立幅とびでは10cm程度変わってきます。
また、同時に行われたアンケート調査では、小学生は男女とも朝食を毎日食べている児童が100%でしたが、中学生は男子63・6%(全国81・6%)、女子75・0%(全国74・4%)でした。さらに、平日の学習以外のメディア(テレビ、スマホ、パソコン等)利用時間において、2時間以上利用している小学生は男子64・3%(全国64・8%)、女子57・2%(全国58・4%)、中学生は男子77・2%(全国76・5%)、女子60・0%(全国75・3%)でした。メディアの利用時間は、中学女子を除き、全国と大差はありませんでした。
規則正しい生活習慣は、健康な体づくりはもちろん、学習面や運動面によい影響を及ぼします。白川町の小学生の極めて高い運動能力は、朝食をきちんと食べていることが関係しているのかもしれません。逆に、小中学生ともに、メディアの利用については、視力の低下や他の活動時間の減少等、学習面や運動面以外にも大きな影響を与えます。活用すれば大変有効なものですが、利用の仕方によっては悪影響になります。子どもだけでなく、大人も大いに気を付けたいものです。
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