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教育委員会だより

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北海道上ノ国町

■木の観察会をおこないました。
3月11日(土)、ジョイ・じょぐらにて文化庁の「地域の特色ある埋蔵文化財活用事業」の一環として、小学3年生以上の児童などを対象に「木の観察会」を実施しました。
この事業は、遺跡から出土した木製品の観察を通じて、昔の人たちの木材の使用方法について学習することを目的としています。
当日は、町内の小学生を中心に13名が参加しました。観察会では、講師の東北大学植物園の小林和貴先生から勝山館跡で最も多く出土するヒバの構造について説明を受けました。
次に、針葉樹と広葉樹の木片を顕微鏡で観察し、参加者から「広葉樹の水分を通す大きい道管があるところが見られて面白かった。」との声が聞かれました。
最後に、上ノ国の植物を使った、顕微鏡で観察できる木片入りのオリジナルキーホルダーを作りました。
 
■史跡へGO in 花沢館跡
4月に入ると、上ノ国町でも日中は暖かく過ごしやすい気候となります。
天気のいい日には史跡を歩いてみませんか?
今回は、ウォーキングにちょうどいい史跡として花沢館跡を皆さんにご紹介いたします。
花沢館は、蠣崎季繁を館主として、石崎にあった比石館とともに道南十二館の一つとされております。
1457年(長禄元年)アイヌの酋長コシャマインによって、和人の館が攻められた際、ほかの館が次々と陥落する中、花沢館と茂別館(現北斗市矢不来)の二館がかろうじて残りました。
さて、このような戦いの場としても記憶されている花沢館跡ですが、近年の発掘調査では、お茶道具や六救さんのモデルになった懸仏が発見されています。そのため、ただの見張りの場所ではなく、来客をもてなしたり、お祈りをしたりする勝山館跡のような機能があったと考えられています。
自然豊かな花沢館跡には、3月下旬から4月初旬にかけて入口から腰曲輪(図)のあたりでエゾエンゴサクやキバナノアマナなどの山野草を見ることができます。
頂上までの所要時間はおよそ20分程度で、植物や景色を楽しみながら登ればあっという間です。
5月頃には、花沢館跡を利用しやすいように整備するための発掘調査が行われる予定です。
発掘調査が行われる月曜日から木曜日の間は、見学も可能ですので、お気軽にお立寄りください。
 
■文化財施設および体育施設などの開館について
令和5年度の文化財施設および体育施設の開館時期は、次のとおりです。また、施設の閉館時期につきましては、変更となる場合がありますので、町ホームページをご確認ください。
 
◇1.文化財施設
旧笹浪家住宅および勝山館跡ガイダンス施設
令和5年4月8日(土)から令和5年11月12日(日)まで
※毎週月曜日が休館日ですが、休館日が祝日の場合は翌日が休館日となります。
 
◇2.体育施設
(1)町民球技場トイレ
令和5年4月1日(土)から令和5年11月14日(火)まで
 
(2)パークゴルフ場
令和5年4月23日(日)から令和5年11月19日(日)まで
※昨年度改修した新コースについては、芝の最終調整後の6月を目途に開放予定です。
 
町民皆様のご利用をお待ちしております
 
問合せ:上ノ国町教育委員会
【電話】0139-55-2230
 
■新入学児童へ学用品が贈られました。
3月14日(火)、江差ライオンズクラブから学用品が、第一生命函館支社江差営業オフィスからタオルチーフが寄贈され、矢代教育長へ手渡されました。
各社とも、地域貢献活動の一環として新入学児童へ記念品の寄贈を行っております。
今回のご厚意に対し、矢代教育長から各学校に代わり感謝の意が伝えられました。

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