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【特集】かぶっていますか?命を守るヘルメット

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岐阜県笠松町

■DATA
岐阜県の過去5年間の自転車乗用中の死傷者のヘルメット着用率は15.6%と低く、その中でも高校生1.9%、20歳未満2.1%、65歳以上の高齢者が3.1%と特に低い割合です。また、ヘルメットをかぶっていなかった死者のうち、半数以上が頭に致命傷を負っています。
岐阜県では、令和4年4月に「岐阜県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が施行され、令和4年10月に自転車用ヘルメットの着用が努力義務となりました。

○岐阜県民のヘルメット着用率

ヘルメットをかぶらず事故にあった場合、死亡するリスクが2.8倍に!

■岐阜県警×カリメロ ヘルメットプロジェクト
岐阜県警察本部では、アニメキャラクター「カリメロ」とコラボし、皆さんにヘルメット着用の大切さをお伝えしています!

一緒に安全な自転車の乗り方について考えよう!

○主な取り組み
・啓発ポスター、チラシの制作
・岐阜県警察音楽隊による、アニメ「カリメロ」の主題曲「ぼくはカリメロ」の替え歌「ヘルメットの歌」の制作
・「ヘルメットの歌」の振付の制作

■INTERVIEW
ヘルメットは命を守る最後の砦。ひとりでも多くの方に着用を。
岐阜県警察本部 交通部長 田代 成樹さん

○日頃、どのようなお仕事をされていますか?
「交通マナー日本一ぎふ」を目指し、人の命と体を守るため、安全で円滑な交通の確保や事故防止に関する全ての業務に携わっています。交通違反を取り締まる部署や免許証を扱う部署、白バイを走らせる交通機動隊など、さまざまな業務を統括する中で、事故やその被害を少しでも減らすために何をするべきか、日々考えています。
人の命を守ることにつながる仕事にやりがいを感じています。取り締まりの現場で批判を受けることもありますが、そのあとその方が事故に遭わないようになればいい、そう願っています。

○笠松町の交通安全事情について教えてください。
平成27年4月から29年3月まで岐阜羽島警察署長を務めていました。イベントなどで地域の方と触れ合う機会があり、笠松町民の方はいい方ばかりだと感じていて思い入れがあります。しかしその一方で、岐阜県の中では犯罪被害が多く、交通事故も多い町です。事故の状況としては、他の市や町にある目的地に行くために笠松町を通過している途中で事故となってしまうケースや、狭い街中の道路での交差点事故が多く見受けられます。

○自転車の交通安全やカリメロヘルメットプロジェクトにかける思い
どんなに注意していても、事故は起こる時には起こります。頭部が致命傷となることが多い自転車事故では、命を守る最後の砦がヘルメットです。
カリメロは卵の殻をかぶったヒヨコのキャラクターで、その卵の殻がヘルメットに似ていることから今回のプロジェクトを思いつきました。カリメロは私が子どもの頃に見ていたアニメで、中学生の頃にはヘルメットをかぶって集まっていると、カリメロ集団なんて呼ばれていました。自転車に乗るけれどヘルメットをかぶらない方は高校生や高齢者に多く、自転車事故で亡くなる方にも高齢者が多い。可愛いキャラクターですのでもちろん子どもたちにも広めていきたいですが、カリメロに親しみのあるご高齢の世代にこそヘルメットをかぶってもらいたいです。
これまで学校に「ヘルメットの歌」のCDを配布したり、羽島市では盆踊り大会で振付を踊っていただいたりしました。焼き芋屋さんに歌を流してもらうことも。これからもまちぐるみで活動を広めて、ひとりでも多くの方にヘルメットを着用してもらえたら嬉しいです。

■TOPICS
11/3(金・祝)Autumn Sports Festival and Food
笠松みなと公園のイベントで、おまわりさんと一緒に「ヘルメットの歌」を歌って踊ろう!イベントの詳細は裏表紙をチェック!

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