皆さんから納めていただいた税金、保険料などは、町の一般会計・特別会計の財源の一部となり、町の行財政運営に使われました。歳入は86億1,946万円で、前年度と比較して2億79万円(2.3%)減少、歳出は81億3,223万円で、前年度と比較して2,943万円(0.4%)減少しました。この大幅な減少要因は、令和3年度に国庫支出金を財源に実施した子育て世帯等臨時特別支援事業の減少によるものとなっています。詳しい決算状況は次のとおりです。
歳入(86億1,946万円)-歳出(81億3,223万円)-翌年度繰越財源(2,425万円)=実質収支(4億6,298万円)
・実質単年度収支(繰越金や基金の出し入れを除き純粋に1年間で出入りしたお金の差)…4,953万円の黒字
■一般会計
●A)町税 27億9,314万円
住民税、固定資産税など皆さんから納めていただいたお金
●B)繰入金 1,419万円
基金などからの繰入金
●C)その他自主財源 13億8,865万円
公共施設の使用料、各種証明書交付手数料や寄附金も含まれます。
●D)国県支出金 20億2,192万円
国県から補助、負担されるお金
○国庫支出金
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金 2億3,985万円
児童手当負担金 2億2,998万円
保育給付費負担金 1億6,742万円
新型コロナウイルスワクチン接種関連補助金 1億1,064万円
電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金 8,981万円
○県支出金
障害者自立支援給付費負担金 1億2,995万円
保険基盤安定負担金 1億823万円
保育給付費負担金 6,915万円
重度心身障害者医療費補助金 4,802万円
●E)地方交付税 14億1,376万円
町の規模に応じて、標準的な財政運営ができるよう国から交付されるお金
●F)町債 2億5,720万円
建設工事など金額の大きな事業を行うために借り入れをしたお金
●G)その他依存財源 7億3,060万円
国に納めた税金から一定のルールで交付されるお金
?自主財源
町が自ら基準を定め、徴収・収納できるお金
(町が自立し、安定した行政活動を進めるためには自主財源の増加が望まれます。)
?依存財源
国や県の基準に基づき、交付されるお金
(使い道が特定されているものが多く、自由に使うことができません。)
●a)民生費 27億8,163万円
社会福祉、障害者福祉、福祉医療、児童手当、保育所、子育て支援などの費用
障害者自立支援給付事業 5億1,444万円
施設型給付(保育)事業 3億5,598万円
児童手当等支給事業 3億3,011万円
電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金事業 8,986万円
住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業 4,061万円
●b)衛生費 11億3,781万円
保健衛生、ごみ処理などの費用
ごみ収集・処分事業 5億7,074万円
新型コロナウイルスワクチン接種事業 1億7,732万円
し尿(浄化)処分事業 4,085万円
●c)総務費 10億5,147万円
一般事務管理、庁舎等管理、公共施設巡回町民バス運行、徴税、戸籍住民基本台帳、町内会助成などの費用
かさまつ応援事業 1億6,984万円
防災行政無線操作卓設備更新事業 6,597万円
情報化推進事業 5,939万円
公共施設巡回町民バス運行事業 3,367万円
●d)教育費 9億4,829万円
小学校、中学校、学校給食センター、社会教育、保健体育などの費用
教育委員会運営事業 1億376万円
給食センター運営事業 9,738万円
笠松中学校トイレ改修工事事業 6,491万円
情報教育ネットワーク事業 3,024万円
●e)土木費6億117万円
道路、橋梁、河川、都市計画などの費用
道路修繕事業 9,943万円
公園等管理事業 6,072万円
道路新設改良事業 3,051万円
●f)公債費 5億9,948万円
国や銀行からの借り入れに対する返済金
●g)消防費 3億6,483万円
消防や水防などの費用
常備消防事務事業 3億3,602万円
●h)その他 6億4,755万円
議会、農業振興、商工業振興などの費用
商工業団体支援事業 2,339万円
農業用用排水施設管理事業(土地改良事業負担金) 1,819万円
観光促進事業 973万円
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