■「笠松競馬~ラブミーチャンのふるさとを訪ねて~」
ラブミーチャンを中心に笠松競馬場と歴代名馬たちの栄光を写真や記念品とともに紹介します。期間中、関連イベントとして来場者プレゼントもあります。ぜひ、お越しください。
展示期間:11月3日(金・祝)~12月17日(日)
時間:午前9時~午後5時
場所:歴史未来館
入館料:無料
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)
問合せ:歴史未来館
【電話】388-0161
■後世に語り継がれる名馬たちと新たなブームの到来
日本で開催される競馬は「中央競馬」と「地方競馬」の2つに分かれます。
オグリキャップ(牡馬1985年生)が活躍した頃は、地方競馬所属馬が地方所属のまま中央競馬のGIレース(格が1番上のレース)に出走する事が出来なかったため、笠松競馬でデビューしたオグリキャップは中央競馬の馬主に移って中央競馬で活躍し、ラストランのGIレースの有馬記念の優勝は伝説となりました。
オグリキャップらの活躍もあり1995年に中央競馬のGIレースが地方所属馬にも開放され、地方所属のまま中央競馬での出走が可能となりました。この交流元年に活躍したのが、笠松競馬所属のライデンリーダー(牝馬1992年生)です。
史上初めて地方競馬在籍のまま中央の牝馬クラシックに出走、桜花賞の前哨戦(GII)を制し、桜花賞(GI)への出走権を獲得し結果は4着でしたが、地方馬が中央のエリート馬をなぎ倒す姿に全国の競馬ファンは心を躍らせました。
次に現れたのがレジェンドハンター(牡馬1997年生)です。朝日杯3歳ステークス(GI)に挑みゴール寸前で差し切られ2着の結果でしたが、地方馬初の芝GI制覇にあと一歩のレースは、これもまた全国の競馬ファンを熱狂させました。
そして最近活躍したのが、風水の第一人者で知られるDr.コパ(小林祥晃)氏の所有馬ラブミーチャン(牝馬2007年生)です。
全日本2歳優駿(GI)で優勝し、地方競馬年度代表馬に2009年と2012年の2回選ばれました。今回の企画展はこのラブミーチャンを中心に笠松から競馬を盛り上げた名馬達の栄光を写真や記念品などで紹介し、笠松競馬の魅力にスポットをあてます。
また、最近の競馬は従来の競馬ファンとは別の世界でも大きな盛り上がりを見せており、過去に活躍した実在の競走馬を美少女系のキャラクターに擬人化した「ウマ娘」がマンガやゲームなどで大人気になっています。マンガには笠松みなと公園や岐阜工業高校も出てきて「ウマ娘」ファンが「聖地巡礼」として競馬場や周辺に足を運ぶようになり、昨年今年と開催された「笠松競馬場とウマ娘のコラボレース」は、社会現象ともいえる盛り上がりを見せました。
今回の企画展でも「ウマ娘」が登場予定ですので楽しみにしてください。抽選で笠松競馬場グッズなどがあたる来場者プレゼントもありますので、ぜひご来館ください。
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