皆さんから納めていただいた税金、保険料などは、町の一般会計・特別会計の財源の一部となり、町の行財政運営に使われました。歳入は83億7,806万円で、前年度と比較して2億4,140万円(2.8%)減少、歳出は78億9,569万円で、前年度と比較して2億3,654万円(2.9%)減少しました。この大幅な減少要因は、令和4年度に羽栗社会教育施設用地を売却したことや国庫支出金を財源に実施した新型コロナウイルスワクチン接種事業、防災行政無線操作卓設備更新事業などの減少によるものとなっています。詳しい決算状況は次のとおりです。
[歳入 83億7,806万円]-[歳出 78億9,569万円]-[翌年度繰越財源 5,666万円]=[実質収支 4億2,571万円]
・実質単年度収支(繰越金や基金の出し入れを除き純粋に1年間で出入りしたお金の差)…8,466万円の赤字
■一般会計
●A)町税 28億7,666万円
住民税、固定資産税など皆さんから納めていただいたお金
●B)繰入金 2億4,361万円
基金等からの繰入金
●C)その他自主財源 10億1,270万円
公共施設の使用料、各種証明書交付手数料や寄附金も含まれます。
●D)国県支出金 17億9,039万円
国県から補助、負担されるお金
○国庫支出金
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金 2億5,591万円
児童手当負担金 2億2,234万円
保育給付費負担金 1億7,532万円
新型コロナウイルスワクチン接種関連補助金 3,987万円
○県支出金
障害者自立支援給付費負担金 1億4,634万円
保険基盤安定負担金 1億965万円
保育給付費負担金 7,199万円
重度心身障害者医療費補助金 4,749万円
●E)地方交付税 14億8,113万円
町の規模に応じて、標準的な財政運営ができるよう国から交付されるお金
●F)町債 2億2,550万円
建設工事など金額の大きな事業を行うために借り入れをしたお金
●G)その他依存財源 7億4,807万円
国に納めた税金から一定のルールで交付されるお金
?自主財源
町が自ら基準を定め、徴収・収納できるお金
(町が自立し、安定した行政活動を進めるためには自主財源の増加が望まれます。)
?依存財源
国や県の基準に基づき、交付されるお金
(使い道が特定されているものが多く、自由に使うことができません。)
●a)民生費 29億3,002万円
社会福祉、障害者福祉、福祉医療、児童手当、保育所、子育て支援などの費用
障害者自立支援給付事業 6億907万円
施設型給付(保育)事業 3億7,188万円
児童手当等支給事業 3億1,933万円
電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金事業 1億8,207万円
乳幼児医療費助成事業 1億281万円
●b)衛生費 10億6,059万円
保健衛生、ごみ処理などの費用ごみ収集・処分事業 5億8,019万円
し尿(浄化)処分事業 7,647万円
新型コロナウイルスワクチン接種事業 6,237万円
●c)総務費 9億9,123万円
一般事務管理、庁舎等管理、公共施設巡回町民バス運行、徴税、戸籍住民基本台帳、町内会助成などの費用
かさまつ応援事業 1億8,101万円
情報化推進事業 6,976万円
公共施設巡回町民バス運行事業 3,224万円
●d)教育費 9億8,881万円
小学校、中学校、学校給食センター、社会教育、保健体育などの費用
教育委員会運営事業 1億1,140万円
給食センター運営事業 1億131万円
笠松中学校トイレ改修工事事業 4,721万円
情報教育ネットワーク事業 4,369万円
●e)土木費 6億8,027万円
道路、橋梁、河川、都市計画などの費用
道路新設改良事業 1億19万円
道路修繕事業 8,748万円
●f)公債費 5億9,928万円
国や銀行からの借り入れに対する返済金
●g)消防費 3億8,945万円
消防や水防などの費用
常備消防事務事業 3億5,786万円
●h)その他 2億5,604万円
議会、農業振興、商工業振興などの費用
商工業団体支援事業 2,257万円
農業用用排水施設管理事業(土地改良事業負担金) 1,688万円
観光促進事業 1,467万円
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