■圧巻!放浪の画人・蓑虫山人の「美濃十二景」を一挙公開!
9月7日(土)より開催する企画展「放浪の画人 蓑虫山人」は、全国を放浪して描かれた作品の中で、笠松に滞在していた頃の作品を中心に、蓑虫山人の足跡を振り返ります。
歴史未来館では、平成22年4月にも、企画展「蓑虫山人」を開催しました。それから14年を経て、山人が笠松に多くの作品を残していたことがわかってきました。
蓑虫山人は、天保7(1836)年、美濃国安八郡に生まれ、母親を失ったことをきっかけに、14歳で放浪の旅に出ます。
21歳のときにミノムシを見て、あのような虫にも家があると感じた彼は、天幕のような笈(おい)を自作し、「蓑虫」を号とします。
居場所を求めていた中、笠松で地元民から、「竹をくれるなら絵を描く」という条件で竹の庵を作りました。明治30(1897)年に完成した「籠庵」は、約15km離れた志段見(岐阜市長良)まで移動して据え付けられたと言われています。
今回は、「美濃国十二景」を、1階に並べます。圧巻12枚をご覧になってください。
蓑虫山人の、その筆使い色使いをじっくりとご覧ください。
問合せ:歴史未来館
【電話】388-0161
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