■里山の恩恵を受けて
私は太田地区の住宅地で生まれ育ちました。でも、近くに里山の環境があって、子どものころは虫捕りや探検ごっこをした記憶がしっかり残っています。自然の中で五感をフルに使って夢中になって遊んだからこそ、鮮明に覚えているのでしょうね。
あれから30年、私の子どもたちは、市内の里山地区にある妻の実家周辺の自然の中で遊びます。虫捕り、魚釣り、花や野草を楽しみながらの散歩、この秋は畑でサツマイモ掘りに熱中しました。小学生の息子は、毎月、里山の生き物講座にも参加しています。
里山の恩恵を受けているのは子どもたちだけではありません。妻の父母は、米や季節の野菜を作り、柿をとって干し柿にします。栗は栗きんとんに、裏山では原木シイタケも。みんな、家族でおいしくいただいています。これも全部、里山のおかげですね。そんな暮らしをこれからも守っていきたいと思います。(峻)
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