文字サイズ
自治体の皆さまへ

《特集01》美濃加茂市 新庁舎整備ロードマップ

4/42

岐阜県美濃加茂市

昨年度、市では「(旧)新庁舎整備基本計画(案)がなぜ多くの市民と合意形成をすることができなかったのか」という点について、市民アンケートを実施したり、新庁舎整備事業プロジェクトチームを発足させたりして検証作業を行いました。
今回ご紹介する「新庁舎整備ロードマップ」は、市民アンケートの結果や新庁舎整備事業プロジェクトチームによる検証などに基づき、これからの新庁舎整備の進め方についての手順を定めたものです。
新庁舎整備を市民の皆さんと一緒に進めていくためのものであり、各段階におけるワークショップの内容や対話についても紹介しています。なお、新庁舎整備の進め方については、次の4つがポイントです。

■旧新庁舎整備事業の検証結果を活用
これまでの新庁舎整備事業で把握した意見を整理・分析し、市民の皆さんとの合意形成ができなかった部分を検証しました。これらの結果を活用していきます。

■日々の暮らしから新庁舎を考える
意見聴取やワークショップでは、「新庁舎がどうあるべきか」ということだけではなく、美濃加茂市で暮らす上での将来を考える、「学び」をテーマにした意見交換を行うことで、孫子の代まで住み続けられるまちにふさわしい庁舎を考えていきます。

■皆さんとの対話、市民参加を重視
今後の策定プロセスにおいては、外部有識者などで組織する策定委員会は設置せず、全て市民の皆さんと市で意見聴取や対話を重ねながら決定していきます。

■積極的な情報公開
新庁舎整備では、防災、都市計画など多様な施策との整合を考える必要があります。それらの情報を誰でも取得できる方法で積極的に市民の皆さんと共有します。


※事業の進捗状況により変更することもあります

■ロードマップの各ステップについて
○ステップ01では、市民の皆さんが考える市の役割と、市職員が考える市の役割の認識のすり合わせを行います。市民の皆さんと市職員の考えが違う部分についてお互いが学ぶための機会を設け、市の役割について共通の認識を持てるようにします。

○ステップ02では、ステップ01で考えた市の役割を踏まえ、新庁舎の役割を検討します。コロナ禍を経た社会情勢の変化やデジタル化の進展による新しい行政サービスの在り方などを見直しながら、新庁舎の役割を考えます。
また、市民の皆さんとは、年代・性別・居住地などさまざまな市民のモデルと個別のストーリーから新庁舎に求められる役割を考えるワークショップを行います。

○ステップ03では、ステップ01と02による市の役割、新庁舎の役割を示し、新庁舎のコンセプトを再検討して決定します。市民の皆さんとのワークショップでは、(旧)新庁舎整備基本構想のコンセプト案を再検討し、新たなコンセプト案を提言します。

○ステップ04では、これまでのステップを踏まえ、新庁舎に必要な機能を市民の皆さんとのワークショップで検討します。

○ステップ05では、ステップ04で決定した新庁舎の機能や、課題の実現性、市の方針を踏まえ、複数候補地案を検討・提示します。市民の皆さんとの対話により候補地案を吟味しますが、必要であれば、市民の皆さんは前提条件が踏まえられた別の候補地案を市に提言できます。

○ステップ06では、ステップ05で選定した複数候補地案について、幅広い意見を聴取するために、市民アンケートを実施します。各候補地に対する意見を聴取し、市民意見を集約します。その結果を踏まえ複数候補地を決定するとともに議会へ報告します。

○ステップ07では、ステップ06で決定した複数候補地について、整備地とする上で必要な調査を実施し、具体的かつ詳細な整備費用などを算出します。

○ステップ08では、これまでのワークショップの内容や複数候補地の調査結果などを、タウンミーティングで共有します。

○ステップ09では、市議会との相談の上、決め方も踏まえて整備地を決定します。

○ステップ10の整備地の決定後は、完成に向け、ステップ11~14の順に、市民の皆さんと対話をしながら整備を進めます。

問合せ:新庁舎整備推進課
【電話】25-2111(内線246)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU