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Health 「健康のまち」から

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岐阜県美濃加茂市

■「ことば」を育む土台づくり
「ことば育ては、からだ育てから」という標語を聞いたことはありますか。保健センターでは、「言葉が出ない」「同じ年齢の子と比べて言葉が遅い」など、言葉についての相談を受けることが多くあります。
言葉を直接つかさどるのは、脳の中の大脳という部分です。しかし、それ以外にも体の動きや心の動きに関する部分があり、それら全てが関係して初めて言葉になります。子どもたちの言葉を育むためには、毎日の暮らしの中での言葉の触れ合いや大人の関わり方が大切です。

◇言語訓練指導員による無料相談
言語訓練指導員が体や言葉のことについて相談に応じます。
日時:毎週(月)~(金)午前8時30分~午後4時30分
※(祝)、年末年始をのぞく
場所:みのかも健康プラザ1階 相談室
申込:事前に、直接または電話で健康課へ

「言葉を話す力」は、上図(本紙参照)の「ことばのビル」で表すことができ、いろいろな要素が絡んで、言葉が育っていきます。最上階の「ことばの表出」だけが発達するということはありません。土台となる「元気な体づくり」と「安定した心」をしっかり固めることがとても重要になります。言葉が遅いと、つい、「言葉を教えよう」「言葉を言わせよう」となりがちですが、実際には、この図のように、下から積み上げていく関わりこそが大切です。言葉を言える、言えないということだけにとらわれず、子どもの体と心を育み、子ども自身の力を育んでいきましょう。
幼児期は、大人になる20~30年後を見通して、自分の力で生活ができ、体と心の底力を身に付けていく時期です。急ぐ必要はありません。その子らしさを理解し、寄り添って、子どもと一緒に楽しみながら歩んでいきましょう。
保健センターでは、今年の4月から言語訓練指導員が常駐しています。保護者のお話を聞きながら、随時相談を受け付けています。体や言葉のことについて、お気軽にご相談ください。

問合せ:健康課母子保健係
【電話】25-4145

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