文字サイズ
自治体の皆さまへ

声をカタチに 声を未来に 藤井浩人市長コラム

2/53

岐阜県美濃加茂市

■もっと子どもたちと向き合えれば
あけましておめでとうございます。今年は、皆さんからいただいたお話を基に、コラムを書かせていただきます。ご一読、よろしくお願いいたします。 
「もっと子どもたちと向き合えれば、もっと役に立てるのに」というお話を、年末の寒空の下、ある保育士さんが話してくれました。 
国が定める保育士の配置基準は、乳児(0歳児)3人につき保育士は1人、1~2歳児は6人に1人、3歳児は20人に1人、4~5歳児は30人に1人となっています。 
私にも子どもがいますが、5歳の子ども30人を一斉に育むことは本当に大変なことだと痛感します。いくら知識と経験がある保育士といえど、自ずと危険がないように、安全第一の〝管理〟を重視する環境になってしまうのではないでしょうか。 
この配置基準については、現在、こども家庭庁でも議論がされていますが、美濃加茂市では、里山を活いかすことで、子どもたちを育む環境を改善しようと取り組んでいます。 
さまざまな危険が隠れている里山や森の中で子どもを育むには、子どもを見守る大人の注意が必要となります。適度な距離を取ることで、子どもは自分で考え、決める力を身に付けます。子どもを〝管理〟する環境から、〝可能性を引き出す〟環境へ、関係者の皆さんと協力しながら里山保育を通じて実現したいと思っています。 
子どもたちと子どもを想う大人たちの可能性を引き出せる里山保育に挑戦しています。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU