■市民アンケートの結果をお知らせします
10月末から、市民の皆さん1500人を対象とした市民アンケートを実施しました。今回は、その市民アンケートの結果についてお伝えします。
このアンケートの設問は、9月に開催した「みんなの新庁舎 第2回市民ワークショップ」で出された「新庁舎の役割・コンセプト」に関する意見を前提として設定しました。ワークショップ全体の傾向として、「新庁舎の役割」では窓口対応や相談機能の充実に関する意見や市職員の職場環境の向上に関する意見をはじめ、災害時の拠点としての対応や情報提供の充実に関する意見、連絡所の機能強化に関する意見などが多く出された一方で、「機能を1カ所に集中する⇔機能を分散する」、「まちのシンボルとする⇔建設費用を抑えた庁舎とする」、「交流の場とする⇔行政機能を中心としたコンパクトな庁舎とする」など、相反する意見も出されました。
また、「新庁舎のコンセプト」については、すべての市民のサポートを円滑に行うことや、さまざまな人が共存するため、人々が交流することが求められていました。一方で庁舎は必要最低限の機能を持たせ、交流拠点は他の公共施設とする意見も出されました。
このような結果を踏まえて、いただいた意見を前提とし、市民全体の傾向を把握するための市民アンケートを実施しました。
◆回答の傾向について
相反する意見として出された、市役所機能を「集中させる」か「分散させる」かという問いには、「集中させる(78.1%)」が全年代・全地域において過半数を占めました。「集中させる」を選んだ理由は「1カ所で市役所の用事を済ませられるとよい」が1位となっています。また、「分散させる(12.5%)」を選んだ理由は「民間施設などの機能と市の機能が一緒にあるとよい」と「市役所の建物規模を抑えられる(既存の施設を利用し建設費を抑える)とよい」が1位となっています。
また、同じく相反する意見であった「人々の交流の場となる複合的な庁舎(45.6%)」か「行政機能を中心としたコンパクトな庁舎(44.8%)」については、おおよそ半分ずつに意見が分かれました。20代以下では「複合的な庁舎」が過半数を占め、30代以上は20代以下と比べると、「行政機能を中心としたコンパクトな庁舎」の割合が大きくなりました。「複合的な庁舎」を選んだ理由は「カフェ、図書館などを入れ、立ち寄りやすい庁舎」が1位となっています。また、「コンパクトな庁舎」を選んだ理由は「建設費用を抑えた必要最低限な庁舎がよい」が1位となっています。
重要と思う新庁舎の役割についてもお聞きしたところ、多く選ばれたのは「どんな人でも受け入れられる」「わかりやすい窓口対応」「平日に働く人も頼りやすい」「申請等の手続きがオンラインでできる」「災害時の拠点」「駐車場が広く、車で来庁しやすい」でした。全体で最も高い「どんな人でも受け入れられる」は10代・80代以上で1位となっており、20代~50代の働く世代では「平日に働く人も頼りやすい」が1位となっています。そして、30代以下では「子育て世代が安心して利用できる」が3位と、全体よりも高い順位となっています。
また、「重要と思う新庁舎のコンセプト」として多く選ばれたのは「いつでもだれでも相談できる頼りになる新庁舎」「市民の暮らしを守る安心安全な新庁舎」「新しい時代に対応できる未来を見据えた新庁舎」「みんなが使いやすい心と身体のバリアフリー新庁舎」「必要十分でシンプルなコンパクト新庁舎」でした。
なお、このアンケート結果の詳細は、市ホームページおよびみんなの新庁舎ポータルサイトに掲載していますので、ご覧ください。
今後、ご回答いただいた皆さんの意見をしっかり活用していくと共に、市民の皆さんと一緒に新庁舎整備を進めていきます。
※新庁舎整備情報ポータルサイトは、本紙の二次元コードからご覧いただけます
問合せ:新庁舎整備推進課
【電話】内線246
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