■重層的支援体制整備事業 関わる人たちにお話を聞きました
▽参加支援事業・多機関協働事業・アウトリーチ等を通じた継続的支援事業
美濃加茂市社会福祉協議会 長谷 祐子(ながたにゆうこ)さん
社会福祉協議会(社協)は重層的支援における三つの事業に取り組んでいます。これらの事業の共通点は、関係する人たちや地域の皆さんと「顔の見える関係性」を作り、困り事を抱える人や世帯への支援の網の目を細かくし、零れ落ちることがないような体制を作っていくことです。社協という組織の強みを生かしていける事業だと感じています。
▽アウトリーチ等を通じた継続的支援事業
のぞみの丘ホスピタル(地域生活支援センターひびき)
石川 直央(いしかわすなお)さん
安江 一樹(やすえかずき)さん
私たちは、つながりや支援を求めて勇気を持って一歩を踏み出すその瞬間に立ち会いたいと思っています。その人の人となりを知るため、これまでの生きざまに耳を傾け、苦しみや困難に共感することを重ねています。一人の勇気が別の人の勇気につながり、それが拡がっていくことで、「受援力が高い誰でも安心して暮らせる優しい美濃加茂市」を実現したいと考えています。
▽多機関協働事業
市福祉課 地域福祉係 鈴木 光(すずきひかる)
一人一人の中には、周囲が気づいていないだけで、すてきな強みや可能性が存在しています。この事業は、支援者を含めて全ての人が「得意なところ」を引き出しあい、認めあうことのできるつながりを基盤とした支援体制を構築していくことができる可能性を秘めています。さまざまな人の「想い」を重ねながら、重「想」的な支援体制の整備を進めていきたいと思います。
▽参加支援事業・アウトリーチ等を通じた継続的支援事業
かぐら訪問看護リハビリ 中井 里美(なかいさとみ)さん
人と人とが出会うことで、役割と出番が生まれると言われていますが、人と関わることへの不安や悩みもあると思います。そんなときには、ありのままの自分を受け入れてくれる関係や「何かをしてもいいし、しなくてもいい」場も必要です。望まない独りぼっちが生まれないよう、時間をかけて曇った心を晴れやかにしていけるような市民のパートナーでありたいと思います。
解説:地域生活課題とは?
8050(ハチマルゴーマル/80代の親と50代の子が同居し、経済的・社会的に困窮する状態)、ヤングケアラー(家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者)、ひきこもり、不登校、地域コミュニティの希薄化など
■関係事業所のご案内
・かぐら訪問看護リハビリ(太田町2167)
【電話】66-1566
・医療法人清仁会 地域生活支援センターひびき(蜂屋町上蜂屋3555)
【電話】25-1294
・美濃加茂市社会福祉協議会 相談支援課くらし支援係(市役所西館1階 福祉課内)
【電話】内線341
問合せ:福祉課地域福祉係電話
【電話】内線314
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