◆04 財政健全化の推進
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律(財政健全化法)」により、市の財政状況を判断するために「健全化判断比率」および「資金不足比率」を公表しています。
財政健全化法は、「早期健全化基準」と「財政再生基準」の2段階で財政悪化をチェックするとともに、特別会計や企業会計もあわせて、市全体の財政状況を明らかにするものです。
令和5年度決算においては、いずれの指標も国が定める「早期健全化基準」および「経営健全化基準」を下回り、健全といえる状況です。
▽財政の「早期健全化基準」と「再生基準」
(1)実質赤字比率…一般会計などの赤字の程度を指標化し、財政運営の深刻度を示すものです。
(2)連結実質赤字比率…全ての会計の赤字や黒字を合算し、市全体としての赤字の程度を指標化し、財政運営の深刻度を示すものです。
(3)実質公債費比率…借入金の返済額などの大きさを指標化し、資金繰りの危険度を示すものです。
(4)将来負担比率…借入金など、将来支払っていく可能性のある負担の大きさを現時点で指標化し、将来財政運営を圧迫する可能性が高いかどうかを示すものです。
▽公営企業の経営健全化
・資金不足比率…下水道事業会計、水道事業会計ごとの資金不足額を、事業規模である料金収入の規模と比較して指標化し、経営状況の深刻度を示すものです。
◆美濃加茂市の基金残高
※令和6年5月末現在の状況
▽財政調整基金残高
47億5444万円
不景気による税収の大幅な減少や大規模な災害などによる緊急の支出に対応するための貯金として設置しています。
▽庁舎建設基金残高
23億9848万円
市役所の本庁舎は築60年以上が経過し、新たな庁舎の建設に向けて準備が進められています。新庁舎の建設に要する経費の財源を確保するために設置しています。
▽ふるさと納税基金残高
3億4471万円
ふるさと納税制度を利用し、美濃加茂市へ寄付いただいたお金のうち、必要経費を差し引いたものを積み立て、寄付者の思いを実現する事業へ充てるために設置しています。
◆美濃加茂市の市債残高
家計の借金にあたる市債は、前年度より約14億2729万円減少し、299億5263万円となりました。
一般会計:146億5680万円
公営企業会計:152億9583万円(水道・下水道)
市全体では:299億5263万円
問合せ:財政課財政係
【電話】内線434
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