■子育ては社会とのチームプレー
「小手先の少子化対策なんて、無理よ」そんな言葉を、お子さんを成人まで育てた女性から頂いたことがあります。今では、私も同感です。
子育ては、一人一人の子ども、そして、それぞれの家族が異なる道を歩む、壮大なプロジェクトだと痛感しています。かつては、地域全体で子どもを育てるという考え方が一般的でしたが、現代社会では核家族化が進み、子育ての負担は親に集中しています。そして、夫婦共働きをはじめとした働き方の変化も現役世代への負担を大きくしています。
そんな壮大なプロジェクトの全てを、自分一人で抱え込んではいけません。社会の力を借りながら、一つ一つの家族にあったやり方で子どもを育てていくことが大切です。ご自身で子育てに向き合うことによって、子どもの成長など得られる喜びもたくさんありますが、子どもを健全に育むためには、まず、一番近くにいる親が心身共に健康であっていただきたいと思います。そして、十分に子育てができない時には、安心して頼ることができる社会でなければならないと考えています。「支援金」や「給付金」も大切ですが、行政や市役所は本当に困った時に頼れる存在である必要があります。
美濃加茂市では、それぞれの分野に秀でた専門家が力を合わせ「こども家庭センター」として、いつでも、あなたをお待ちしています。ぜひ、お気軽にお越しください。
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