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[特集]みのかもこども家庭センター開設 寄り添い、支える。(1)

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岐阜県美濃加茂市

■みのかもこども家庭センター開設の背景
少子化や核家族化が進み、子育て世帯を取り巻く環境が大きく変化する中、児童虐待の増加など、深刻な問題も顕在化しています。
このような状況に対応するため、従来の支援体制を見直し、より包括的なサポート体制を構築することが求められてきました。こういった背景を受けて国では、市町村における一体的な支援の役割を担う「こども家庭センター」設置の努力義務化や子育て家庭への支援の充実などを内容とする「児童福祉法等の一部を改正する法律」が令和4年6月に公布されました。
美濃加茂市でも、児童および妊産婦の福祉に関する包括的な支援を、切れ目なく円滑に実施していくことを目的に、令和6年4月1日に「みのかもこども家庭センター(以下、「センター」)」をみのかも健康プラザ内に開設しました。
センターでは、これまでの妊産婦や乳幼児に関する相談を受ける「美濃加茂市子育て世代包括支援センター」(母子保健機能)と、子どもとその家庭(妊産婦を含む)の相談を受ける「美濃加茂市子ども家庭総合支援拠点」(児童福祉機能)を統合し、これまで以上に相談者に対する支援体制の充実を図っています。

■センターの役割
センターでは、市内に住んでいる人で「妊娠・出産・子育て」に不安や悩みを抱える妊産婦や子育て世帯、主に18歳までの子どもを対象に、健康面や子育て、生活に関することなどさまざまな相談に対応し、妊娠期から子育て期までの切れ目のない一体的な相談や支援を行います。
また、相談の際には、相談内容に合わせて、保健師、助産師、管理栄養士、言語訓練指導員、保育士などの専門職員が対応するほか、相談者に必要な情報を提供したり、関係機関と連携を図ったりしながら支援を行い、安心して子育てができるよう、サポートします。
センターでは、「誰一人取り残さない切れ目のない支援」を目指し、子育て世帯に寄り添った支援を行っています。

■みのかもこども家庭センター支援体制イメージ

■健やかな成長を願って
みのかもこども家庭センター センター長(健康こども部長)
三田村 知勢(みたむらちせ)
地域のつながりの希薄化や、子育て世帯の孤立化など、子育てや家庭生活に関する悩みは多様化しており、より一層の支援が求められています。みのかもこども家庭センターでは、保健師、助産師、保育士などの専門職が妊婦や子育て中の保護者のニーズに寄り添いながら、このまちで安心して子どもを産み、育てられるよう、妊娠期から切れ目のない支援を関係機関と連携しながら提供しています。
今後も、子どもたちの権利が守られ、健やかに成長できるよう、また、保護者が「子育てが楽しい」と思っていただけるようなサポートが提供できるような環境整備に努めてまいります。一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。

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