■興味・関心は学びのスタート
小さな子どもはさまざまなものに興味を示し、見たり、触ったり、近づいたりします。乳幼児期であれば、引き出しを開けて中の物を出してしまったり、ソファの上によじ登ろうとしたり、台からジャンプしたりする行動です。また、少し大きくなると、台所のお手伝いや掃除のお手伝いをしたがり、大人にとって片付けが大変になることや、けがを心配して止めたくなることばかりです。
しかし、それらの行動は、子どもが身の回りにある物がどんな物かを知ろうとする探索行動であり、子どもたちはそうやって、一つ一つの物の名称や性質・使い方を学んでいきます。同時に、それらを上手く操作するための、体(手指)の操作も学んでいきます。
デンマーク発祥の「カーリングペアレント」という言葉があります。「子どもの行動の先回りをして失敗や困難にぶつからないように整える大人」を意味しており、子どもの先回りをすることで、子どもの知りたい意欲や学べる経験を無くしてしまっていることを教えてくれます。
周りの大人は子どもが興味・関心を持って見たり、触ったり、チャレンジしているそばにいて見守ることや、子どもの「何?」「なぜ?」「どうやって?」に応えていくこと、危ないことは「なぜ危ないことなのか」を繰り返し伝えていくことが大切ですね。
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