■農業振興と景観維持のために私たちができること
次第に暖かくなり、草や木も今か今かと芽吹きの時期を待っています。この時期は、農家の皆さんに作付けをする作物をお訪ねする時期でもありますね。ハツシモやコシヒカリなどの水稲をはじめ、麦や野菜など、今年も色々な作物が作付けされる予定です。
しかし、「今年は何も作らない」との声を聞くこともあります。その理由の一つが、イノシシやシカ、サルやジャンボタニシなどによる有害鳥獣被害です。
有害鳥獣に対しては、おりでの捕獲や柵での防除、タニシ用の薬剤を散布することなどが有効な対策で、農家の皆さんには市の補助金も活用しながら対策していただいていますが、被害を完全に防ぐことはできない状況です。
耕作放棄地が増えることは美濃加茂市の美しい里山風景が損なわれ、食料自給率の低下や獣が人里へ近付いてくる原因にもなってしまいます。
そうならないよう、市や地域が行う里山整備や耕作地周辺の草刈りに参加してみませんか。みんなで緑豊かな里山の風景を守っていきましょう。
問合せ:農林課里山再生係
【電話】内線331
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