■「清流の国ぎふ森林・環境税」を活用した森林整備を終えて
市では、平成24年から導入されている「清流の国ぎふ森林・環境税」を活用して、市内の森林整備を行っています。この森林整備は、森林所有者による管理が困難な森林を対象に、水源かん養機能や土砂流出の防止、水質浄化などの公益的機能が高い「環境保全林」へ誘導するために行っています。
また、野生鳥獣による農作物の被害軽減や生物多様性の保全を図るために、生活保全林などの整備も行っています。令和5年度には、山之上地区、蜂屋地区、三和地区のような森林が多い地域だけでなく、市街地である古井地区の森林整備も行いました。
数十年前には、森林所有者が手入れをしていた森林が、今では手が付けられないほどの森林になってしまったところも、本事業で手入れがしやすいように整備をすることができました。
しかし、整備した森林を継続して手入れをしていかなければ、また元の繁茂した森林になってしまうことが課題の一つでもあります。
これからもこの森林整備を機に、ひとりでも多くの人が、所有している森林の手入れをしていただくきっかけになればと願っています。
※本コラムは今回で終了します
問合せ:農林課里山再生係
【電話】内線331
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