■[一般書]剱(つるぎ)の守人 ―富山県警察山岳警備隊―
小林千穂(こばやしちほ)/著
山と渓谷社
日本百名山の中でも厳しい山である剱岳の登山者を守る富山県警察山岳警備隊。本書は隊員たちの日常をはじめ、厳しい訓練や緊迫する現場を密着取材し、悲惨な遭難事例から発足した山岳警備隊の経緯や伝統などを知ることができます。
■[一般書]注文に時間がかかるカフェ ―たとえば「あ行」が苦手な君に―
大平一枝(おおだいらかずえ)/著
ポプラ社
吃音で「あ行」の発音が苦手で上手く言葉が出ず、カフェでのアルバイトを諦めていた奥村さん。
彼女は吃音症スタッフだけの1dayカフェを始めます。参加スタッフの気持ちと思いから、吃音症の置かれている社会に気付かされる1冊です。
■[児童書]捨てられる魚たち ―「未利用魚」から生まれた奇跡の灰干し弁当ものがたり―
梛木春幸(なぎしゅんこう)/著
講談社
漁師さんたちがとってきた魚の3割が商品にならず廃棄されていることを知っていますか。そうした魚を桜島の火山灰を利用して干物にし、「灰干し弁当」を生み出した著者の軌跡をつづった1冊。食品ロスや和食についても学ぶことができます。
■[児童書]まぼろしの巨大クラゲをさがして
クロエ・サベージ/作
よしいかずみ/訳
BL出版
クラゲが好きなモーリー博士。うわさに聞いた、まだ誰も見たことがない幻の巨大クラゲを探しに、13人の研究チームと北の海へと出発します。何日も何週間もねばり強く調査が続き…。博士の長年の夢を追いかける1冊です。
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