Community まち活ノート

31／51

■伊深まちづくり協議会　心をつなぐ郷土料理
伊深まちづくり協議会(以下「伊深まち協」)は、平成21年に三和地区とともに市内初のまちづくり団体として設立されました。現在では、季節ごとの文化を伝えることや小さな助け合い事業、小学校や保育園での稲作・畑作体験支援、伊深交流センターのロビーを活用した展示など、精力的に活動しています。
伊深まち協の特徴的な取り組みとして、「食文化によるまちづくり」があります。女性メンバー中心の「伊深ごはん研究会」を主体として、地元産の食材を使った料理を振る舞ったり、イベント時の昼食づくりを行ったりするなど、伊深の郷土料理に触れる機会を作っているほか、子どもたちとの「学童クッキング」にも取り組んでいます。今年4月には、学童卒業生である中学生とお昼ご飯を作り、学童の子どもたちに提供しました。
その地域の風土や気候に合わせて作られ、先人たちの知恵や技術とともに今日まで伝えられてきた郷土料理は、ものが溢れ、価値観が多様化した現在、受け継ぐことが難しくなってきた地域もあると聞きます。郷土料理を伝えることは、地産地消や食育の推進だけでなく、地域への愛着を高めることや健康づくりなどさまざまな可能性があります。
そんな中、伊深まち協は郷土料理を通して、子どもから大人まで幅広い年代のつながりをつくり、まちづくりへの参画や災害時に備えた炊飯体制づくりにもつなげていきたいと活動しています。
伊深まち協では、インスタグラム(下の二次元コード)で随時、活動の様子を発信していますので、ぜひチェックしてみてください。
※詳しくは本紙をご覧ください。

問合せ：まちづくり課まちづくり係
【電話】内線448