■[一般書]ニッポン獅子舞紀行
稲村行真(いなむらゆきまさ)/著
青弓社
飛鳥時代に中国大陸から日本に伝わり、日本最多の民俗芸能である獅子舞の最大の特徴は、各地域によって異なる「多様さ」です。獅子舞に魅せられた著者が日本全国500カ所以上取材し、厳選した獅子舞を、担い手たちの思いとともに紹介します。
■[一般書]朝と夕
ヨン・フォッセ/著
伊達朱実(だてあけみ)/訳
国書刊行会
2023年にノーベル文学賞を受賞した著者による幻想譚(たん)です。息子の誕生とそれを待つ父の不安と喜びの一日を描く第1部と、年老いた息子が過ごすいつもと同じ毎日の様子を描いた第2部から構成される詩的な内容で、一人静かに読みたい小説です。
■[児童書]奇妙で不思議な樹木の世界
英国王立園芸協会/監修
ジェン・グリーン/文
クレア・マケルファトリック/絵
加藤知道(かとうともみち)/訳
創元社
樹木の基本的な性質をはじめ、さまざまな生き物との関わりや樹木の恵み、その利用法や地球環境など、幅広い視点で樹木について学ぶことができます。科学的な知識や魅力的なイラストで、子どもから大人まで楽しめる1冊です。
■[児童書]ねぞうプロレス
―炎のおとまりバトル―
ひらぎみつえ/作・絵
教育画劇
今夜の舞台は祖父母の家。布団の上では祖父母と孫の「寝相プロレス」が始まります。
プロレス実況のような内容に、思わず声に出して読みたくなります。
親子の寝相プロレスを描いた前作に続き、くすっと笑える絵本です。
問合せ:
中央図書館【電話】25-7316
東図書館【電話】26-3001
<この記事についてアンケートにご協力ください。>