■子どもの「おやつ」を見直してみましょう
乳幼児期は、成長や発育のために多くの栄養が必要です。しかし、子どもの胃は小さく、3回の食事だけでは十分な栄養を取りきれません。そのため、エネルギーや栄養素、水分を1日に1~2回の間食(おやつ)で補う必要があります。
しかし、場合によってはデメリットもあります。次の四つのポイントに注意して、おやつの種類や量などを見直してみましょう。
1.時間を決めて食べましょう
食事前や就寝前に与えないことが大切です。特に食事前のおやつは、食事を食べられなくなるだけでなく、規則正しく食事が取れなくなることで生活リズムが乱れる原因になります。
2.量を決めて食べましょう
食べ過ぎやダラダラと食べることは、血糖値の高い状態が続き、空腹を感じにくく、むし歯や肥満、偏食の原因になります。袋や箱ごとではなくお皿に盛り、下記の目安量を1~2回に分けて与えましょう。
●1日あたりのおやつのkcal(カロリー)の目安量
1~2歳児:約100~150kcal
3~5歳児:約200~250kcal
3.おやつ=お菓子になっていませんか
糖分や脂質を多く含むお菓子の取り過ぎは、肥満や生活習慣病になりやすくなります。また、水分はできるだけ牛乳やお茶、水を中心とし、糖分を含むジュース類は、量を決めて与えるようにしましょう。
●おやつのイメージ
▽ごはん(おにぎり)と麦茶
・ごはん80g=約140kcal
・麦茶200ml=約2kcal
▽焼き芋と麦茶
・焼き芋1/4本=約80kcal
・麦茶200ml=約2kcal
▽牛乳とビスケット
・牛乳100ml=約60kcal
・ビスケット3枚=約70kcal
▽無糖ヨーグルトとバナナ
・ヨーグルト50g=約30kcal
・バナナ1/2本=約40kcal
4.市販のお菓子は栄養成分表示をチェックしましょう
市販のお菓子を利用する時には、栄養成分表示を確認し、1回の量を決めましょう。糖分や塩分、脂質の多いものはなるべく控え、子ども向けに味付けしてあるものを選びましょう。
問合せ:健康課母子保健係
【電話】25-4145
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