■新たな時代へ、できること
火災や豪雨、洪水などの災害が起こると、消防団は最前線で消火活動や避難誘導などを行い、私たちの生命と財産を守っています。常備消防と呼ばれる消防職員は常に待機、活動していますが、その数と活動範囲には限りがあります。消防団員は、普段はそれぞれの職業や学業に従事しながら、いざ火災や災害が起きると迅速に現場へ駆けつけ、私たちの生命や財産を守る役割を担っています。
消防団のルーツは江戸時代、火災の際に町人や武士が従事した“火消し”にまでさかのぼります。長い歴史の中で、「自分たちの街は自分たちで守る」という精神は仕組みやカタチを変えながら受け継がれてきました。しかし、社会の変化に伴い、消防団の活動も多様化しています。少子高齢化やコミュニティの希薄化といった課題と向き合いながら、消防団は未来を見据えた新たな一歩を踏み出しています。
多くの災害において、消防団は初期対応から復旧活動、住民の生活再建まで、幅広く活躍してきました。その実績は、消防団活動が私たちの社会にとっていかに不可欠であるかを物語っています。これまでのイメージや先入観にとらわれず、現代の消防団に目を向けてみてください。あなたの理解と協力、そして参加が私たちの安全な地域づくりにつながります。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>