[Books]今月のおすすめ図書

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■[一般書]おてらおやつクラブ物語―子どもの貧困のない社会をめざして―
井出　留美(いでるみ)/著
旬報社
お寺に寄せられる「おそなえ」を「おさがり」として全国のひとり親家庭に「おすそわけ」をする「おてらおやつクラブ」の活動は、全国で広がりつつあります。今の日本が抱える「見えない子どもの貧困」と、人が人を支える貧困家庭支援活動を紹介した1冊です。

■[一般書]謎のチェス指し人形「ターク」
トム・スタンデージ/著
服部　桂(はっとりかつら)/訳
早川書房
生成AIが話題となる昨今ですが、約250年前のウィーン宮廷に現れ、ナポレオンと対局したチェスの自動機械人形をご存じですか。本書は、その衣装から「トルコ人(ターク)」と呼ばれたこの機械人形こそが、現在のAIの開祖となったと説く1冊です。

■[児童書]だるまさんがころんで
林　けんじろう(はやしけんじろう)/作
紙谷　俊平(かみやしゅんぺい)/絵
岩崎書店
全国だるまさんがころんだ選手権大会(通称「だるころ」)に参加することになったカン太。極端な負けず嫌いや、人見知りの大人などの個性あふれる仲間と、自分を祟(たた)る「タイシ」とともに、七転び八起きしながら「だるころ」優勝を目指す物語です。

■[児童書]おなじところ　ちがうところ
新井　洋行(あらいひろゆき)/作
嶽　まいこ(だけまいこ)/絵
くもん出版
人と人同士、「おなじ」ところを共感しあうことで安心したり、「ちがう」ところをお互いに知ることで、新しい発見や出会いがあります。その両方を楽しむことで、他者とのつながりが豊かなものになっていくことを子どもたちに伝えてくれる絵本です。

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