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[Community]まち活ノート

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岐阜県美濃加茂市

■伊深まちづくり協議会 地域の歴史を次世代へ伝える
伊深まちづくり協議会では、昨年11月、市制施行70周年記念市民企画事業補助金交付事業を活用して「伊深の歴史を振り返る」と題した講演会とパネル展を開催しました。
この事業のきっかけとなったのは、「広報みのかも」に掲載された「伊深の中山道武者行列」の記事です。70年前、市制施行の祝賀行事として旧伊深村の若者が甲冑(かっちゅう)を身にまとい、太田・中山道で武者行列を行った様子が紹介されており、その際に述べられた口上(こうじょう)には、「ふるきをたづね あたらしきを しる」という言葉が記されていました。今回、改めて地域の歴史を振り返り、次世代へ伝えたいという思いから、この事業が実現したのです。
伊深には、江戸時代、年貢の高率と農作物の不作に苦しんだ農民が立ち上がり、年貢の減免と救済策を江戸幕府に直訴した結果、32人が死罪、牢死、追放の刑にあった「伊深義民」という過去があります。その歴史についての講演と、伊深義民を題材にした創作オペラ『天和(てんな)の風』の鑑賞などを行いました。
そして同時に開催したパネル展では、70年前の伊深の風景や生活の写真、資料のほか、関市甲冑製作同好会の協力で甲冑を展示。当時を懐かしむ人や、今の風景との違いに驚く子どもたちなど、幅広い世代が思いを馳せながら楽しんでいました。
地域の歴史を伝え、住民の連帯感や誇りを高めることもまちづくりの大切な活動だと考えます。これからも、地域の大切な歴史を、次世代へ伝え続けていきたいです。

問合せ:まちづくり課まちづくり係
【電話】内線448

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