[特集]まちづくり協議会 地域で描く、まちの未来図。(2)

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■伊深まちづくり協議会
設立：平成21年10月

▽イチ押し活動
私たちは、地域の助け合いの事業や稲作・畑作体験支援などの活動を行いながら、伊深の深い歴史を次世代に伝える活動を行っています。
その取り組みの一つ、「食文化の伝承」では、「伊深ごはん研究会」を主体として、子どもたちと料理を作る「学童クッキング」の開催や、町の行事やイベント時に地元産の食材を使った料理を振る舞うなど、町内外問わずさまざまな人が伊深の郷土料理に触れる機会を作っています。

▽まちの未来図
子どもたちが郷土料理に接することは、地域への愛着を深めることにつながります。また、町外の人に郷土料理を知ってもらうことで、伊深の食文化の価値を再発見し、地域への誇りを高めることにもつながると思います。これからも、地域の大切な文化や歴史を未来に伝えていきます。

■一般社団法人　加茂野町まちづくり協議会
設立：平成24年9月

▽イチ押し活動
加茂野町まちづくり協議会では、「子どもと大人の交流を図る場を創ること」と、「町内の子どもたちの思い出になる機会と地域の一員として活躍できる場を創ること」を目指し、「ナイトあまち」を開催しています。自治会長会と共同で開催する「かものフェスティバル」の一環として開催され、当日はコンサートや盆踊りも行われます。
加茂野町内の子どもたちが好きな絵を描いたカップをキャンドルで照らした天乳池の幻想的な景色が特徴です。

▽まちの未来図
「ナイトあまち」は住民同士の交流を深め、町民全体の絆を強める効果をもたらしています。また、多くの子どもたちがボランティアとして関わってくれます。役割を持って参加することで、子どもたちも地域の一員であるという自覚が生まれ、自己肯定感や自己有用感を育むことにもつながると考えます。
今後も人と人とのつながりを大切にして、活動を進めていきたいと思います。

■三和まちづくり協議会
設立：平成21年10月

▽イチ押し活動
地域外の人が三和町を好きになり、住んでもらえるようにするためには、住む場所が必要ですので、私たちは、「空き家対策」に力を入れて取り組んでいます。
一方で、地域内に提供してもらえる空き家が見つからないという課題もあるので、終活や相続に関するおしゃべり会を実施し、地域交流のキッカケ作りも行っています。

▽まちの未来図
平成27年から空き家対策を進めた結果、これまでに8組が空き家などを活用して、三和町に移住してくれました。
皆さん三和町で起業したり、子どもから大人まで楽しめるイベントを企画したり、私たちと一緒になって活動したりして、三和町に新しい風を吹かせてくれています。今後も地域全体で空き家対策に取り組んでいきます。

■山之上まちづくり協議会
設立：平成25年11月

▽イチ押し活動
私たちは、地域の人たちが守ってきた素晴らしい里山風景を、自分たちの手で子どもたちの世代にも残したいという思いから、美濃加茂市の「里山千年構想」に基づき、竹林整備や山林の間伐などに取り組んでいます。
間伐材の有効利用として、薪(まき)を作るために薪割り大会を行い、地域の皆さんや子どもたちに間伐材の活用を伝えています。

▽まちの未来図
里山整備活動は、里山の荒廃を防ぎ、里山の適切な環境維持につながります。また、小学校やこども園の子どもたちが森林の中で遊ぶことができ、地域への愛着の形成や子どもたちの成長にもつながります。
里山を整備して出た間伐材は、薪という新しい資源に生まれ変わり、販売することで活動資金の一部にもなっています。「自分たちの地域は自分たちで守る」をキーワードに、楽しみながら活動を進めていきます。

※詳しくは本紙をご覧ください。