水紋

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■おもてなしの心
広報アドバイザー(元中日新聞記者)
西尾　敏正

和菓子屋さんでのこと。美味しそうな品があり若い店員さんに「賞味期限は?」と聞くと「裏に書いてあります」とそっけない。にぎわう高速道のコンビニ。ここは一品一品を裏返して賞味期限を告げてレジ打ち。品の入れ替えが速すぎての対応。接客の裏にさまざまな事情が透ける
10月末で東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」の車内ワゴン販売が終了する。持ち込み増加などが背景。折しも羽島商工会議所「創業塾」の伊藤慎悟先生に、アルバイトから正規のパーサーになり、わずか1年で個人の平均売上の3倍を達成した『新幹線ガール』(書名)がいたと教えていただいた
笑顔にアイコンタクト、お客様の立場にたつ、細やかなサービス、小銭の音を見逃さない―など「基本に忠実に」とあった。小さなことを積み上げて目標を達成。どの道にも通じるが続かない。一線を退いた身だが若き日に横柄なことがあったのではないかと反省した。
※(筆者注)「おもてなし」は、東京五輪の招致プレゼンで使われ注目されました。