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市の花制定50周年 伝えたい、美濃菊の魅力。

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岐阜県羽島市

■全国で賞賛 大輪の名菊
美濃菊のルーツは、今から約200年前、羽島市北部に自生していた中輪型の野生菊です。故・太田正吾氏(正木町)による長年の研究・改良を経て、数多くの品種が作り出されてきました。
現在の美濃菊は、優雅な大輪を誇るとともに、大変珍しい丸花弁を有することで有名になり、全国の愛好家から賞賛されています。過去には、天皇陛下や皇族をはじめ、内閣総理大臣に献上した名品も多数あります。

■「市の花」に制定
市内各地で広く親しまれ栽培されている美濃菊は、昭和48年に「市の花」に制定されました。現在も、美濃菊の普及と継承を目的として長年活動している羽島市美濃菊保存会や市内小・中学校、各種団体により栽培されています。

■秋のイベント 美濃菊展
今年度の羽島美濃菊展は、10月29日に市役所1階市民ロビーで開催。(下段写真)夏の猛暑で生育が難しい年でしたが、丹精込めて育てられた約400鉢の美濃菊が会場を彩りました。
会場では、羽島市美濃菊保存会の会員が美濃菊の魅力を説明。赤・黄・白の3色の系統のほか、花びらの表と裏で色が異なる品種があること、一般的な厚物の菊とは異なり、中央の花芯がしっかりと見えることなど、来場者は熱心に聞き入っていました。
新たな取り組みとして、小菊(生花)の衣装を着た菊人形を会場のセンターに展示。俳句や折り紙体験の企画も好評で、幅広い世代が参加できるイベントになりました。

■美濃菊の苗 無料配布
羽島美濃菊展実行委員会では、毎年5月下旬ごろに美濃菊の苗を無料配布しています。(申し込みが必要)栽培講習会も開催予定です。

羽島美濃菊展動画で紹介!
※2次元コードは本紙2ページをご覧ください。

問い合わせ先:農政課
【電話】(内線2641)

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