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【家庭系ごみの有料化】可燃ごみ10%減少 処理費用4,000万円削減(1)

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岐阜県羽島市

■ごみの分別・削減市民の意識高まる
羽島市では、令和3年10月から家庭系ごみの有料化を開始しています。可燃ごみの処理量を有料化の前後で比較したところ、処理量は毎月約93トン減少、処理費用は毎月約300万円削減することができました。
1年間に換算すると、処理量は約1115トン減少、処理費用は約4000万円の削減となります。
有料化を開始しておよそ2年が経過しますが、処理量が以前の水準に戻ることもなく、年間10%を超える削減率となっています。

■不燃ごみ 大幅削減
家庭系不燃ごみおよび事業系不燃ごみの処理量の合計を令和2年度と4年度で比較したところ、1年間で約1336トン減少し、65・4%の削減率となりました。
1年間の処理費用は、金属製粗大ごみは約1200万円、破砕残渣は約1900万円、可燃性粗大ごみは約810万円を削減することができました。

■有料化の目的
家庭系ごみ有料化は、ごみの排出量に応じて処理費用の一部を手数料として市民の皆さんに負担していただくものです。有料化の主な目的は、次の3項目です。
(1)ごみの減量・資源化
これまで税金のみで賄われていたごみ処理費用の一部をごみ排出者が直接負担することで、経済的動機付けが働きます。ごみの減量や分別の必要性を多くの人が意識することで、ごみの減量や資源化を推進することができます。
(2)負担の公平性の確保
ごみ排出者が排出量に応じて処理費用を負担することで、「ごみを減らせば負担が軽減される」ことを実感できるようになります。多くごみを出す人の負担は大きく、減量に向けて努力した人の負担は小さくなり、負担の公平性を確保することができます。
(3)ごみ処理費用の削減
ごみ排出量が減少することで、ごみ処理費用が削減でき、他の市民サービスの拡充にもつながります。
岐阜羽島衛生施設組合が新たに建設する次期ごみ処理施設の建設費および運営費は、組合の構成市町ごとのごみ排出量に応じて負担することになっているため、羽島市の負担金を削減できます。

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