■あなたの一歩一灯となれ
広報アドバイザー(元中日新聞記者)
西尾 敏正
羽島通信部にいたころ、地元の方々と勉強会をしていた。どうしたら羽島を発展させられるか。答えの一つが人材育成だった
「地域の人々の健康を維持するためだけでなく、コミュニティーの形成にも貢献できる医師を目指したい」。1月の「二十歳のつどい」で戸﨑翔太さんは力強く、誓いの言葉を述べた。祖父の見守り活動や中島小中学校での清掃、リサイクル活動で人の繋がりの大切さを知り医学部で地域医療を学ぶ
福寿の荒井美咲さん(29)は2月、青年海外協力隊としてマダガスカルに派遣された。県立看護大を経て東大医学部附属病院で勤務。念願の夢を実現させる。「衛生環境向上のため現地の保健センター活用を定着させる道筋をつけたい」と抱負を語る
五輪など他の分野でも羽島の人材は育っている。自己の成長や社会課題解決に臨む若人にエールを送りたい。「頑張って!あなたの一歩は羽島の誇りにつながる」と。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>