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自治体の皆さまへ

〔巻頭特集〕つながり あるく まちめぐる(1)

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岐阜県関市

■市街地中心部に残るまち並みを生かして、歩いて楽しい空間づくり
地域別空き家件数をみると、安桜・旭ケ丘地区の市街地中心部付近で空き家が多く集中しています。
市では、空き家・空き地を活用した施設や遊歩道の整備など、まちに残る資源を活用しながら、新しい交流の場を整備しています。

▽空き地活用
「チャレンジショップ 本町BASE」
連日、販売やイベントなどが行われています。気軽に立ち寄ってみると、新しい出会いが見つかるかもしれません。

▽空き家活用
「地域の交流の場 古民家あいせき」
誰でも自由に利用することができます。普段は、学生の自習やおしゃべりをする場として、賑わっています。

▽空き地活用
「ふれあい広場 ひねもすぽっと」
大きなベンチで一休みをすることができます。夜は足もとがライトアップされ、昼間とは違った雰囲気を楽しめます。

■空き店舗を活用したマルシェ「セキ日和」実行委員会
平野 祥さん
福田 風香さん

◇今ある建物を残していきたい
市街地中心部の魅力に気づいてもらおうと、まち歩きをしながら気になる風景などを写真に収めるワークショップや空き店舗・空き地などを活用したマルシェの開催行う「セキ日和」実行委員会の二人。
「昔の景観が残されていて、今ある建物やまちのつくりに現れているのが関市の魅力」と話します。
そんなまち並みを生かして6月にマルシェ「セキ日和」が開催されました。地元の人からは「昔は何とも思わなかった商店街の風景も、生かし方によってすごく魅力的に見えた」という意見が聞かれました。そういった声が「セキ日和」の目指す先につながっていると話します。
平野さんは「今後向かう先は、今ある建物を残していくことです。イベントを通して、関市の魅力を再認識してもらい、まちを歩く人が増えることによって、関市ならではの景色やお店を残していけるように取り組んでいきたい」と力強く話しました。

■まちを知るお店の人たち
◇Thrifity 河村 茂芳さん
お店は築100年以上の部分がそのまま残っています。昔の家屋を利用することは都会ではできないことだと思います。イベントで活用したり建物をリフォームしたり、元々ある建物を生かすことは大切なことだと思います。

◇かねやセトモノ店 吉田 耕三さん
昔の商店街と比べると人通りは減りました。イベントがあるとお店に立ち寄る方が増えます。「セキ日和」のイベントのように、新しい若い人がどんどんやってきていただけるとうれしいです。

◇北村酒店 北村 敏郎さん
「セキ日和」イベントの日は、本町通りにたくさんの人が来ていました。賑わう様子を見ると、イベントをやっていかないといけないと思います。商店街の活性化を目的にイベントを残していってほしいです。

■セキ日和
6月3日、4日の二日間で開催された本町通り商店街の空き店舗や空き地を活用したマルシェ。日常の様子と変わり、イベント当日の空き店舗や空き地を活用した店舗の様子を紹介します。

「空き家の土間をお借りしてティースタンドを出店しました。以前から本町商店街のレトロな雰囲気に魅力を感じていました。住民を含めた多くの方のご協力、ご縁やタイミングが重なって形になったイベントだと思います。」
出店者:無題 戸髙翼さん

「元お寿司屋の空き店舗をお借りして古本屋を出店しました。マルシェというとテントが立ち並ぶイメージですが、「セキ日和」は今ある建物を生かして、日常の風景を壊さないところが他にはない魅力でした。」
出店者:住職書房 藤原亮さん

■ワークショップ
5月13日と9月30日に行われたワークショップでは、昭和の雰囲気が残るまちなかをチームに分かれて歩きました。
・昭和レトロな風景を写真に収めて
・まち歩きをしながら魅力を知る
好きな景色や残したい景色を写真に収め、それぞれ感じたまちの魅力を共有しました。

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