[巻頭特集]学校部活動から「地域クラブ活動」へ 中学校の休日の部活動が変わります(2)

2／29

■関市地域クラブがSTART!!
市では令和6年から関市地域クラブ登録が始まりました。関市地域クラブ活動はあくまでもクラブ活動の一つの選択肢です。自分に合った活動を選ぶことが重要です。

◆地域クラブ活動以外の例
・スポーツクラブ
・●●協会
・●●楽団　など

◆関市地域クラブ活動とは
[Point1]　「やりたい」が選べる選択肢
地域クラブ活動ではさまざまな活動ができます。今までの部活動のような学校ごとのクラブや複数校での合同クラブのほか、他校のクラブに参加することもでき、自分の「やりたい」活動が選べます。

[Point2]　顧問の先生ではなく指導者が指導します
これまでの部活動では顧問の先生が指導していましたが、地域クラブ活動では外部の指導者が活動を支えます。専門的な指導で技術の向上がより期待できます。指導者は国や県・市が開催する指導者講習を受講しますので、部活動と同じように生徒の安全確保を担い、学校部活動の教育的意義も継承・発展させながら行います。

[Point3]　活動場所の確保、学校施設などの使用料が免除されます
地域クラブ活動に登録しているクラブは、グラウンドや体育館、教室などの活動場所を優先して利用できます。また、使用料は免除されます。

▽地域クラブを運営するには登録が必要です
地域クラブの登録には申込書などを提出する必要があります。
詳しくは本紙P.4の二次元コードから

▽指導者になるには
関市地域クラブの指導者になるにはJSPO(日本スポーツ協会)や岐阜県教育委員会などが発行する指導者資格を取得する必要があります。
市では指導者資格を取得できる独自の無料講習を開催する予定です。詳しくは学校教育課へお問合せください。

照会先：学校教育課
【電話】23-7719

◆活動している人たちの声
○BC関(緑ヶ丘・関BBCキャプテン)
山中嵩琉(やまなかたける)さん

休日には他校の仲間が集まって練習しています。違う学校の子と交流することは、戸惑うこともありますが、コミュニケーション能力が高まるのでいいことだなと思っています。お互いの違うところや共通しているところを話し合うのが楽しいです。
各校の野球経験のある先生方がコーチをしていて、気づかなかったことを指摘してくれるので感謝しています。いろんなことに挑戦して、声掛けを大事にしていきたいです。

○FC関EAST　キャプテン(MF)
桜ヶ丘中学校3年　日下部裕槻(くさかべゆづき)さん

合同クラブなので、他の学校の仲間と一緒に練習することで自分の学校のチームの課題をみつけることができます。また、サッカーのことだけじゃなく、学校生活のことでも自分たちとは違う話が聞けるので楽しいです。
土日の練習では試合に出られるように、わからないことはちゃんと聞いて、コーチとたくさん話すように意識しています。サッカーはチームスポーツなので、チームとしてコミュニケーションを大事にしていきたいです。

○FC関代表　指導者
木村龍己(きむらたつみ)さん

FC関は小金田、桜ヶ丘、武芸川、緑ヶ丘、武儀、津保川の中学校の生徒が加入している地域クラブ活動です。合同クラブだからこそ、他校の生徒とのコミュニケーションを大事にして、うまい・下手の個人の技術で勝つためだけのチームを作るのではなく、チームワークでチームを作るという意識を共有しています。
また、親ではない20代～50代のサッカー経験者が、第三者の大人としてコーチしていますので、大人とのコミュニケーションの場にもなっています。
コミュニケーションを大事にして、一生懸命頑張ってうまくなることに価値を見いだす、どんどん成長していってほしいです。