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[巻頭特集]関を盛り上げる 地域おこし協力隊(2)

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岐阜県関市

■現役・退任 地域おこし協力隊

◆蕗谷柾輝(ふきやまさき)さん〈上之保〉
▽歌×福祉で居場所づくり
歌と福祉を組み合わせたら面白いと考え、高齢者と障がい者の音楽レクリエーションを行っています。「楽しい」「またやってほしい」と声をかけていただき、とてもうれしく思っています。今後も後世に残るサロンをつくり上げていきます。現在、上之保地域のPRのためにミュージックビデオの制作にチャレンジしています。上之保の景色やまち並み、活気ある人を撮影して、上之保のことをあまりよく知らない人や、市外の皆さん、そして上之保に住む皆さんに見ていただきたいです。

◆硯見優衣(すずりみゆい)さん〈洞戸〉
▽特産品とスイーツで地域の人と一緒に洞戸をもっと盛り上げていきたい
前職がスイーツ関係の仕事をしていたので、洞戸の特産品とお菓子づくりを掛け合わせて、キウイフルーツを使用したスイーツの開発をしています。ほかには、食育講座やお菓子教室を実施して洞戸の皆さんと交流しながら、洞戸地域を盛り上げていけるように活動しています。
今年2月に着任したばかりですが、洞戸の皆さんは本当に温かく受け入れてくださいました。私が洞戸地域全体を盛り上げるためにやりたいことを相談すると「そのためなら手伝うよ」「何か楽しいイベントない?」と言って一緒に考えていただけました。
洞戸地域にはキウイフルーツやアユなどの特産物をはじめ、高賀の水、豊かな自然があるので、もっと多くの人に訪れてほしいと思っています。

◆岡田丈太郎(おかだじょうたろう)さん〈武儀〉
▽ペルーでのロックダウンを乗り越え武儀でキヌアを育てています
耕作放棄地対策のために武儀でキヌアを栽培しています。キヌアに出会ったのは就任前のコロナ禍でした。当時ペルーに滞在していて、ロックダウンを経験しました。その時にペルーの特産品であるキヌア料理を宿に掃除に来ていたおばちゃんから教わりました。
キヌアを育てるのも農業をするのも初めてで、右も左も分かりませんでしたが、近所の農家さんたちが声をかけてくれたり、アドバイスしてくれたりして、私にとても親切に、親身になって助けてくださいました。この武儀地域で農業だけでなく「人生の師匠」と思えるような人たちとの出会いがあったことは本当に幸運だったと感じます。これからもキヌアを大切に育てながら武儀の魅力を発信していきたいです。「スーパーフードのキヌアをぜひ食べてみてください!」

◆井戸義蔵(いどよしくら)さん〈板取〉
▽文化的資料を残していくために
板取の地域おこし協力隊として板取に住み、地元の皆さんとお話をする中で、過疎地の現実というものを肌で感じ、価値観の変化や人口減少の危機感を改めて実感しました。
私はパソコンやガジェットを扱うことが得意なので、AI技術を活用して、文化的な資料となりうる写真や書籍などの資料をデジタル化したり、白黒写真をカラー化して高画質なデータで保存したりしています。板取の文化の保全のために、今後はより多くの資料をデータ化できる仕組みを構築できればと考えています。

◆村上二郎(むらかみじろう)さん〈上之保〉旧隊員
▽任期後もジビエで盛り上げたい
田舎に憧れがあり、上之保地域に来ました。
狩猟に少し興味があったため、任期中に関市猟友会に入り、罠と狩猟を教えてもらいました。任期終了後も上之保地域に定住し、ゲストハウス「26商店」を運営しています。協力隊当時にもやっていたように農業のお手伝いや周囲の方のお手伝いも継続しつつ、思い描いていたような生活をしています。
昨年にはジビエの解体施設を設営し、今年に入ってからは「ぎふジビエ」の指定も受けました。今後はジビエで上之保地域を盛り上げていけるように活動していけたらと思っています。

照会先:市民協働課
【電話】23-7711

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