謹賀新年
■「しあわせなまち」を 未来へつなぐ
関市長 山下清司
輝かしい新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。「市民のしあわせを向上し、まちの魅力を高め、未来の関市の発展につなげる」をスローガンに掲げ、市長に就任してから早くも2年目となります。この間、市政運営にあたり多大なるご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
昨年は元日に能登半島地震が発生し、9月には再び同地域が集中豪雨による災害に見舞われるという心痛む年となりました。あらためて被災地の一日も早い復興をお祈りします。
本市においては昨年6月に「関市防災基本条例」を制定し、激甚化する地震や台風などの自然災害に備え、市民や事業者の皆様と一体となって防災対策に取り組んでいくとともに、避難所ともなる小中学校体育館の空調整備や水道管の耐震化などインフラ整備を加速化し、災害に強いまちを実現してまいります。
さて、平成17年2月7日に関市が旧武儀郡と合併して本年で20年となります。この間、各地域では伝統や文化の継承とともに新たな魅力が創出され、本市は資源に恵まれた、彩り豊かなまちとなりました。
一方で人口減少は止まらず、持続可能な地域社会づくりが最重要課題となっています。介護や農業、地域活動の担い手など、さまざまな分野で人手不足が顕著になっているなか、本市の魅力を市外へPRし“関係人口”を増やす取組を進め、地域の課題解決につなげたいと考えています。同時に、多額の維持費が必要となる公共施設の統廃合など、人口減少に伴う諸課題についても先送りせず取り組んでまいります。
また、「しあわせなまち」であるためには、年齢や性別に関わらず、あらゆる人が活躍できることが大切です。今年10月はねんりんピック岐阜2025が開催され、本市では剣道とゴルフの競技が行われます。こうしたイベントを通して、シニア世代の皆様が健康で生き生きと活躍できるまちづくりを一層進めてまいります。
女性や若者に選ばれるまちづくりにも引き続き取り組みます。4月には区画整理事業が進む平賀第二地区において、商業施設の開業が予定されており、賑わいのある良好な住環境の整備により、子育て世代をはじめとする居住者の増加が期待されるところです。そして市街地中心部にある本町BASEは、創業支援の拠点として4月から再スタートし、個人のビジネスチャレンジを応援します。また、企業誘致を積極的に進めるなど雇用の創出を進めてまいります。
今年も、「しあわせなまち」を未来へつなぐため、市民の皆様とともに考え、挑戦していく所存です。
新春の門出にあたり、皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。
■安心安全で しあわせに暮らせる まちづくりを
関市議会議長 幅永典
新年明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、日頃から議会活動に対し格別のご理解とご支援を賜り、関市議会を代表し、厚くお礼申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、元日に石川県能登半島を震源とするマグニチュード7.6、最大震度7の大地震が発生し、北海道から九州にかけ広い範囲で揺れが観測されました。能登半島を中心に多くの建物が倒壊し、大規模な火災も発生するなど甚大な被害に見舞われました。
本市では大きな被害はありませんでしたが、近い将来発生が予想されている南海トラフ地震や、平成30年7月豪雨のような激甚化する大雨や台風など、自然災害はいつどこで起こるかわかりません。
昨年、本市では関市防災基本条例を制定しました。この条例は、市民、事業者、自主防災組織、市の役割分担のもと、協働して防災力を高めることで、誰もが安心して暮らすことができる災害に強いまちを実現することを目的としています。議会としましても、引き続き行政と連携して災害に強いまちづくりに取り組んでまいります。
また昨年、議会では、関市議会基本条例を制定しました。この条例は、議会の基本理念を明らかにし、議会及び議員の責務、役割、活動原則の基本事項を定めることにより議会機能を高め、本市の発展、市民の福祉の向上に寄与することを目的としています。今後とも市民の皆様の負託に応えることができるよう全力で取り組んでまいります。
また、この条例制定と同時に、市民の皆様に市議会でどのようなことが話し合われているかをわかりやすくお伝えするための議会広報紙の発行にも取り組みました。この議会だより「すぱっと」は年4回発行しますのでぜひご覧ください。
今後とも、市民の皆様に開かれた議会運営を目指し、市政の発展に全力を尽くしてまいります。市民の皆様には、本年も引き続き変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、市民の皆様のご健康とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年の挨拶といたします。
◎関市合併 20周年
《上之保 武儀 関 板取 洞戸 武芸川》
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