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自治体の皆さまへ

市長コラム 戮力協心(りくりょくきょうしん) *Vol.6

20/28

岐阜県関市

*力を合わせて心を一つに事をなす

■合併20周年を迎えて
2月7日は20年前、旧武儀郡の洞戸村、板取村、武芸川町、武儀町、上之保村の5つの町村と関市が合併をした日です。
合併前、私は関市生活環境課で、ごみ袋やごみの分別方法、埋火葬料金や墓地の整備など、各自治体で異なる制度の調整に携わっていました。当時を知る職員は今では半数ほどとなりましたが、各課の課題を調整し、乗り越えて合併できました。
平成の大合併は、行財政基盤の強化や地方分権の推進を目的とし、平成11年から国の主導で進められました。関市は平成14年に当時の武儀郡の町村会や議会の要請で「中濃地域市町村合併検討協議会」を設置しましたが合意に至らず、翌年に新たな協議体を設立して協議を進めました。その後、住民説明会を開催し、意見の集約・協議を重ね、平成16年6月に合併協定書が締結され、平成17年2月7日に新たな関市が誕生しました。
それから20年、新しい関市の一体感や融和を醸成するため、さまざまな事業や取り組みが行われました。しかし一方で、過疎化や高齢化の進行、人口減少の加速といった課題に直面しています。それでも、合併前から各地域で振興してきた「ゆず」「しいたけ」「キウイフルーツ」などの特産品や伝統文化、歴史は地域住民の皆さんのたゆまぬ努力によって継承されています。また、新たに通称「モネの池」が話題を呼び、地域の力でカタクリ自生地や登山道が整備されるなど、新たな魅力も生まれています。
関市はこうした資源に恵まれた、彩り豊かなまちです。この20周年を機に市民の皆さんが再認識をして、誇りと愛着を深めていただきたいと思います。市としても積極的なPRに努め、「交流人口」「関係人口」を増やす取り組みを進めていきます。そして、関市民である皆さんが、多くの魅力と安心して暮らせるまちであることを若者たち、子どもたちへしっかり伝えていくことで、関市の持続的な発展へとつなげていけたらと考えています。

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