受け継がれていく大切なもの
養老の「今」を「未来」へ
■昭和29年に当時の1町9村が合併し、県下最大の町として養老町が誕生してから70年を迎えた11月3日(日)に、町民会館で養老町制施行70周年記念式典・記念講演を開催しました。
式典には、町政の発展に貢献された功労者や町内外から招待した来賓など約450人が出席し、70年の節目を祝いました。
開式に先立ち、町制施行70周年を記念して作成した動画の上映後、町立中学校を代表して東部中学校生徒会長の古川敦哉さん(写真(1))により町民憲章の朗唱が行われました。前段を古川さんが読み上げ、後段を出席者全員で唱和した後、田中一也副町長による開式のことばで式典の幕が開けられました。
川地憲元町長が養老町70年のあゆみを記念動画とともに振り返りながら、今日まで町の発展を支えられた皆さまに感謝するとともに「多様化する課題に的確に対応し、持続可能な地域社会を形成していくためには、恵まれた交通利便性を活かした生活基盤の充実を図り、次世代につながるひと・まち・産業を育むまちづくりが必要です。今後とも、町民の皆さまとの協働によるまちづくり、人づくりを推し進めるため、的確な情報発信に努め、問題意識を共有しながら、未来に向けての歩みを進めていきます」と式辞を述べました。
また、町議会を代表して北倉義博議長が「70周年の記念の日を町民の皆さまとともに迎えられたことを心よりお礼申し上げます。町を取り巻く社会や経済の情勢も転換期を迎え、独自の地域づくりに懸命に取り組んでいくことが求められています。町議会も重要な課題を町民の皆さまと的確に共有しながら、将来の養老町のために率先して模範を示してまいります」とあいさつしました。
その後、各分野にわたり町政発展に尽力された皆さま(町民栄誉賞1人、町制施行70周年記念特別表彰11人、自治功労表彰13人と4団体、感謝状3団体)を表彰しました。
続いて、来賓の皆さまから祝辞をいただいた後に、養老町名誉町民であり、日本芸術院会員の日本画家 土屋禮一さん(写真(2))からのお祝いのメッセージ動画が披露されました。なお、町では現在総理大臣官邸に展示されている「紅葉譜(こうようふ)」というもみじを題材とした土屋先生の作品の取得に向けて準備を行っています。
最後に早﨑京子教育長が閉式のことばを述べ、式典は幕を閉じました。
式典終了後には、記念アトラクションとして、日吉小学校和太鼓クラブ(写真(3))と養老象鼻山太鼓の会(写真(4))による和太鼓演舞の披露と、現役保育士で育児アドバイザーのてぃ先生氏(写真(5))による「未来につながる子育てを」を演題とした記念講演が行われました。
記念講演の終了後には式典の会場付近において、花火実行委員会による手筒花火や打上花火も披露され、70周年を迎えた町をお祝いし、観客を沸かせました。
■表彰録[敬称略・順不同]
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。
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