5月18日(土)・19日(日)の2日間にわたり、高田商店街で西美濃地域における春祭りの最後を飾る高田祭が盛大に開催されました。初日は晴天に恵まれ、露店が立ち並ぶ中、3台のやまが曳きそろえられ、多くの人で賑わいました。
高田祭はまちの防災や防火を愛宕神社に祈願する行事として、江戸時代宝暦9年(1759年)から260年以上続く伝統的なお祭りです。祭事において披露される西町の「猩々やま(しょうじょうやま)」、東町の「林和靖やま(りんわせいやま)」、下川原の「神楽獅子やま(かぐらししやま)」の各やまは、岐阜県重要有形民俗文化財に指定されています。昨年に引き続き、試樂(1日目)に宵やまの曳行(えいこう)が行われ、提灯やぼんぼりに明かりを灯した各やまが商店街を悠然と練り歩きました。本樂(2日目)の午前は愛宕神社前で各やまによる奉芸が披露され、午後は悪天候により曳やまが中止となりましたが、愛宕神社から御旅所の間で奉納される神幸の儀と還幸の儀は予定通り執り行われました。
※「猩々やま」「林和靖やま」「神楽獅子やま」「宵やま」「曳やま」の「やま」は環境依存文字のため、かなに置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
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