年頭のごあいさつ

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養老町長　川地憲元

新年、あけましておめでとうございます。
皆さまには、輝かしい新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
旧年中は、日本各地で、地震や大雨などによる甚大な被害が相次ぎました。犠牲になられました人たちに謹んでお悔やみ申し上げますとともに、ご遺族と被災された皆さまに心からお見舞い申し上げます。
養老町内では大きな被害はございませんでしたが、令和3年以降に用いられている新たな避難情報の下では、初めてとなる避難指示を発令する事態となりました。防災・減災に対する啓蒙活動と体制強化、避難環境の整備の重要性を改めて認識したところでございます。
さて、本町は、令和6年11月に養老町制施行70周年という節目を迎え、11月3日に挙行いたしました記念式典では、これまでの歩みを振り返り、新たな未来へ向けた第一歩を町民の皆さまとともに踏み出すことができました。町制施行70周年を契機として、町民主導による活発な地域活動も数多く展開していただき、本町が本来持つ、人と人との結びつきを取り戻し、より強固にしていく足がかりとすることができたと考えております。地域の活性化は、町の活性へと繋がり、町勢の発展を導くものとなりますので、今後も、活発な地域活動を後押ししてまいります。
また、原材料価格、エネルギー価格の高騰や円安の影響による物価高騰が長期化しており、本年も町民生活・地域経済に大きな影響を与える可能性がございます。これまでにも、プレミアム付商品券事業の実施や物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯への地域商品券の発行などの支援策を行ってきました。今後も、町民生活の安定と地域経済の回復を図るため、継続的な対策を実施いたします。
私が町長に就任してから、子育て支援には特に注力してまいりました。留守家庭児童教室の利用資格拡大や学校給食費に対する補助、子育てカフェの開催など、子育て環境の充実を図っているところでございます。昨年11月には、子どもが個人として尊重され、地域全体で子どもや子育て家庭への理解を深めながら、安心して子育てできる環境を整えることで、全ての人が子どもと一緒に元気になれる社会を目指し、「養老こどもまんなか宣言」をおこないました。引き続き、ご家族が子どもたちの未来に希望を持って子育てできるよう、また、本町の未来を担う子どもたちが希望に満ちた歩みを進めていけるよう、最大限、取り組んでまいります。
最後になりましたが、本年も町民の皆さまにとりまして、素晴らしい一年となりますことを祈念し、年頭のあいさつとさせていただきます。

〜新成人に贈ることば〜町長メッセージ
輝かしい新春とともに人生の門出を迎えられた新成人の皆さま、誠におめでとうございます。養老の明日を担う皆さまが、心身ともに健やかに成長され、無事にこの日を迎えられましたことを、心よりお慶び申し上げます。また、今日に至るまで、愛情深く育てあげられたご家族をはじめ、先生方や地域の皆さまに対しましても、心よりお祝い申し上げます。
18歳からは選挙権が与えられ、契約の締結や国家資格の取得条件も満たすこととなります。皆さんが思い描く夢や未来を実現するための具体的な一歩を力強く踏み出すことも可能です。これまでに培い、蓄えてきた自分自身の力で新たな未来へ向かって踏み出される皆さまが、大人としての自覚と責任とともに、これからの人生で得られる素晴らしい出会いや貴重な経験を糧に、さらに大きく成長されることを期待しております。
また、若い力を十分に発揮し、皆さまが生まれ育ったまち、養老町の未来、明日を拓く大きな力となっていただきたいと思います。
結びに、皆さまのご健勝とより一層のご活躍、ご多幸を祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。