議会

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第4回　町議会定例会
9月13日〜21日

令和4年度の決算を認定

令和5年第4回町議会定例会を9月13日から22日までの会期10日間で開き、21日に全議事日程を終了して閉会しました。
今回の議会には、教育委員会委員の任命同意や条例の制定、補正予算、令和4年度決算の認定など18議案を提出。すべて原案どおり同意、可決、認定されました。

■行政報告
町長は、議案の提案説明に先立ち、最近の町行政についておおむね次のとおり報告しました。

●新型コロナワクチン秋開始接種が始まる
初回接種を終了した全ての人が対象の新型コロナワクチン秋開始接種が、9月20日から令和6年3月31日まで実施されます。
接種対象者には順次接種券を発送しますが、お手元に未使用の接種券がある場合、接種券の送付はありませんので、お持ちの接種券をご利用ください。
また、感染拡大防止のため、場面に応じたマスクの着用や流行期における3密の回避、手洗いや換気、体調不良や発熱などの症状がある場合は外出を控えるなど、一人ひとりが「うつらない」「うつさない」ための行動をお願いします。

●台風7号の影響により町内26件の災害が発生
台風7号の影響により、町内で26件の災害が発生しました。
8月15日未明からの総雨量は142ミリ、時間最大雨量は35ミリでした。
災害復旧申請額は、農地農林施設災害が22件、1億4600万円で、公共土木災害が4件、1600万円です。1日も早い復旧に努めてまいります。

●地域商品券9月中旬から発送開始
地域商品券発行事業について、9月中旬から順次、各世帯への発送を開始しました。
商品券の使用期間は、お手元に届いた日から令和6年1月31日までです。
本事業は、物価高騰などによる生活者と事業者の支援を目的とした事業ですので、なるべく早期に使用していただきたいと考えます。

●町内全域で空き家調査を実施
今年度、空き家対策の基礎となるデータを整理するとともに、包括的な空き家課題の啓発促進に取り組みます。
現在、町内の空き家情報について、委託業者の調査員による現地調査が実施されています。
また、町内33自治会に協力いただき、空き家課題への状況と先進地の取り組みを紹介するとともに、地域空き家などのマップ作成を実施し、空き家課題の啓発促進を図ってまいります。
地域の皆様には、ご理解とご協力をお願いいたします。

●水稲の作柄は平年並み　ブドウ、キュウリとも順調
農業関係について、水稲の作柄は、8月15日現在の中国四国農政局の発表では、岡山県内で平年並みと見込まれているとのことです。
ブドウは、シャインマスカット、ピオーネともにハウス物の出荷量、単価は平年並み、露地物の生育も順調で、単価、数量ともに平年並みの見込みとのことです。
キュウリの単価は当初、平年並みで推移していましたが、各産地の収穫量の減少により、現在は高値が続いています。本町においても、数量は平年より少ないとのことです。

■同意
●教育委員会委員に富田真幸氏を再任
教育委員会委員の富田真幸氏(神目中)の任期が9月30日で満了するため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定に基づき、同氏の再任について議会の同意を求め、同意されました。任期は4年です。

■条例制定
●手話言語条例を制定
手話が言語であるとの認識に基づき、手話に対する理解の促進と普及、そして環境整備などの基本理念を定めることにより、ろう者が手話を使用して暮らしやすい地域社会を実現するため、久米南町手話言語条例を制定しました。

■補正予算
令和5年度の一般会計と2つの特別会計の補正予算案が可決されました。

▽一般会計
5億9966万5千円を追加。予算総額は歳入歳出それぞれ53億5370万円となりました。主な補正の内容は、8月の台風7号で被災した農地などの災害復旧費2億2800万円、令和4年度の純繰越金に伴う財政調整基金積立金1億7760万円などです。

▽簡易水道事業特別会計
380万円を追加。予算総額は歳入歳出それぞれ1億9840万円となりました。

▽介護保険特別会計
7980万円を追加。予算総額は歳入歳出それぞれ9億8880万円となりました。

■認定
●令和4年度の歳入歳出決算を認定
令和4年度の一般会計と8つの特別会計の歳入歳出決算がそれぞれ認定されました。
一般会計と特別会計を合わせた歳入総額は67億4329万円で、歳出総額は63億6286万円。差し引き3億8043万円を令和5年度の繰越金としました。
(関連記事(本紙)P8～10)

■議決議案
●庁舎等複合施設の備品購入契約を議決
議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定に基づき、庁舎等複合施設建設事業に伴う次の備品の購入契約について議会の議決を求め、可決されました。

▽議場用備品
契約額：1737万2300円
契約者：株式会社ようび(西粟倉村)

▽複合施設用備品
契約額：6358万円
契約者：日笠商事株式会社(津山市)

●全間地内のり面工事の工事請負契約を議決
議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の規定に基づき、次の工事の請負契約について議会の議決を求め、可決されました。

工事名：余角畝南線1工区落石防護柵工事
契約額：6369万円
契約者：株式会社醍醐建設(真庭市)

■請願
次の1件の請願があり、採択されました。
・再審法(刑事訴訟法の再審規定)の改正を求める意見書提出に関する請願

■議員発議
請願の採択を受けて次の1件を議員発議し、可決されました。
・「再審法」(刑事訴訟法の再審規定)の改正を求める意見書

◆傍聴席
本会議は13日、14日、21日に行われ、いずれも議員8名全員が出席。本会議の傍聴者は延べ15名でした。
本会議の傍聴をご希望の方は、議会事務局へ届け出が必要です。
また、本会議の様子は、インターネットから中継映像をご覧いただけます。