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自治体の皆さまへ

地域包括支援センターだより No.74

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岡山県久米南町

■オーラルフレイルを予防して 健康寿命をのばそう!
よく噛めない、飲食中にむせる、滑舌が悪くなるなどの口腔機能の衰えを「オーラルフレイル」といいます。「噛む」「飲み込む」「話す」といった口腔機能の衰えは、全身の衰えに大きく関わります。健康寿命をのばすカギとして今、オーラルフレイル予防が注目されています。歯の役割をしっかりと理解するとともに、日々の口腔ケアを続け、元気な歯や口を維持しましょう。

●歯の大切な役割3つ!
▽1.食べ物を噛む
しっかり噛むことで、食べ物の消化、栄養の吸収を促進します。また、食べ物や唾液が食道ではなく、誤って気管に入り、気管支や肺で細菌が増殖して肺炎を起こす「誤嚥性肺炎」を防ぎます。

▽2.体のバランスを保つ
歯をぐっと噛みしめることで、首や頭を固定したり、力を出せたりと、全身のバランスを整えています。年を重ねると、運動能力の低下とともにバランスを崩しやすくなり、転びやすくなります。歯を失い、噛みしめる力が弱くなってしまうと、踏ん張る力が弱くなり、転倒につながる危険性が高まります。

▽3.脳の働きを活発にする
噛むことで脳への血流が増え、脳の働きが活発になるといわれています。歯が抜けた状態や噛み合わせが悪い状態を放置していると、脳への刺激が少なくなり、年齢や病気の有無にかかわらず、認知症やうつになりやすくなるといわれています。

●口腔ケアを続けましょう!
口腔ケアとは、口の中をきれいに保ち、全身の健康状態の維持と向上を目指すことです。
・歯磨き…歯ブラシや歯間ブラシを使い分けて、食後は歯をきれいにしましょう。
・入れ歯の洗浄…入れ歯を外し、専用のブラシで優しく汚れを落としましょう。また、就寝前に洗浄剤につけて、除菌をしましょう。
・歯科検診…定期的に歯科を受診し、口の中の検査や専門的な歯の掃除をしてもらいましょう。
・口腔体操…食事の前に口腔体操「パタカラ体操」を実践しましょう。「パ」「タ」「カ」「ラ」と、3回程度はっきりと発音しましょう。

■サロンで出前講座を開催
地域包括支援センターと社会福祉協議会は昨年度「口の健康について」をテーマに、各地区19カ所のサロンで出前講座を行い、オーラルフレイル予防の大切さについて、寸劇で講話を行いました。
介護に関するご相談は、お気軽に地域包括支援センターまでどうぞ。

問合せ:久米南町地域包括支援センター(役場 保健福祉課内)
【電話】728-2090

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