■誕生寺御影堂(たんじょうじみえいどう)・山門(さんもん)
国指定重要文化財
誕生寺は浄土宗開祖(じょうどしゅうかいそ)の法然上人(ほうねんしょうにん)が生まれた家の跡地に建つ寺院で鎌倉時代に建てられました。
御影堂は、法然上人が9歳まで住んでいた館とされ、建久(けんきゅう)4年(1193年)に建てられました。その後、二度の損壊に遭い、元禄(げんろく)8年(1695年)に再建され、現在の建物は3代目にあたります。一般的な本堂としては珍しくお城のような見た目となっており、これは城に似せることで度重なる戦火から逃れようとしたものだそうです。
山門(表門)は、非常に規模が大きく、華頂宮(かちょうのみや)から寄進(きしん)された筋塀(すじべい)が付属しています。装飾性が高く、御影堂と併せて町内唯一の国指定重要文化財に指定されています。
住所:久米南町里方808
【電話】728-2102
▽文化財のココに注目!
御影堂の屋根には、誕生寺七不思議の一つである宝珠、想像上の生き物である麒麟(きりん)やしゃちほこなどさまざまな彫刻物が施されています。ぜひ行って探してみてください。
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