■地域とともに歩んだ歴史 誕小・弓小で創立150周年記念式典
明治7年(1874年)に開校した誕生寺小学校と弓削小学校が今年度、創立150周年を迎え、両校で記念式典が挙行されました。
誕生寺小学校は11月2日、同校体育館で式典並びに学習発表会を開き、約250人が出席しました。会場には、同校の歴史を記した年表やアルバムなどの展示が並んだほか、発表会では「地域」をテーマに、児童らが創作劇などで学校や地域の歴史、産業など学習したことを発表。最後は出席者全員で校歌を斉唱し、節目を祝いました。
弓削小学校は11月9日に同校体育館で式典を開催し、約200人が出席。記念動画の上映や卒業生でバイオリニストの入江洋文さんを招いた記念コンサートがあり、最後は入江さんの演奏に合わせ、児童が声高らかに校歌を歌い上げました。
開校以来、地域とともに歩みながら、幾多の歴史を刻んできた両校。在校生をはじめ、卒業生や地域住民、関係者らが、その歴史や伝統を感謝の気持ちで振り返るとともに、喜びを分かち合いました。
■神目・竜山地区で三世代ふれあい交流会
神目地区で11月10日、竜山地区で24日にそれぞれ、敬老の集いと三世代交流会が行われました。両地区とも地域から大勢が参加。米寿・喜寿を迎えられた皆さんに山町長から記念品が手渡されると、会場からは盛大な拍手がおくられ、多世代で長寿を祝い、交流を深めました。
コロナ禍の影響で5年ぶりの開催となった神目地区は、神目保育園児の合唱で元気いっぱいにオープニング。久米南中学校吹奏楽部による演奏のアトラクションや昔遊びのコーナーがあり、会場は大盛り上がりでした。
竜山地区では、恒例の風船便りをはじめ、地区住民が手塩にかけて育てた野菜の品評会、競り市など多彩な催しが行われ、参加者は和やかなひとときを過ごしていました。
■手作りで迎えるお正月 誕生寺小でお飾り作り体験
誕生寺小学校の4~6年生が11月29日、正月用のお飾り作りを体験しました。
この日児童らは、2つの輪が隣り合った形で「見通しが良い」という意味がある「めがね」のしめ飾り作りに挑戦。「わらをよる」「縄をなう」という慣れない作業に四苦八苦しながらも、協力いただいた誕生寺地区老人クラブの皆さんからの手ほどきを受け、お飾りを作り上げました。
既製品とは一味違う、新しい年への願いや思いが込められた、自分たちだけのお飾り。家に飾るのが待ち遠しいようです。
■地域活性化を目指した集大成 久米南中で久米南学発表会
久米南中学校の3年生31人が10月29日、持続可能な久米南町の実現をテーマに、町の課題解決策を探求する授業「久米南学」の発表会を同校体育館で行いました。
単にアイデアを考えるだけではなく、実際にそのアイデアを実践し、成果や検証を行ってきた生徒たち。3年間の集大成となったこの日は、耕作放棄地を花畑にして新たな観光資源とする案やインターネットを活用して町内イベントの活性化を図る案など、6つの班がそれぞれの取り組みの成果を発表しました。
見学に訪れた保護者や関係者らは、町の未来を拓く中学生の柔軟かつ優れた発想力や行動力に感心しながら、真剣に耳を傾けていました。
■「火の用心」を呼びかける町内保育園が防火パレード
秋の全国火災予防運動(11月9日~15日)に合わせて、町内3保育園の園児が防火パレードを行いました。
パレードは、幼年消防クラブの活動の一環として行ったもの。誕生寺保育園で11月11日、神目保育園で14日、弓削保育園で15日にそれぞれ実施しました。
園児たちは、消防署員や婦人防火クラブ員らと各園を出発し、そろいの法被を身にまとい、元気よく行進。音楽に合わせて太鼓や拍子木を打ちながら、地域の皆さんに「火の用心」を呼びかけました。
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