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岡山県井原市

■古里の恵みが凝縮された一杯 純米吟醸〝桜渓(おうけい)”
江戸時代の後期に創業し、小田川の伏流水を使った昔ながらの技法で酒造りを続ける山成酒造。伝統が息づく酒蔵で、地域の農家や子どもたち、そして杜氏(とうじ)の想いが詰まった日本酒、桜渓が完成しました。桜渓は阪谷朗廬(さかたにろうろ)の開いた桜渓塾を由来とし、岡山発祥の酒米・雄町米(おまちまい)から作られた日本酒で、今年で販売2年目を迎えます。
雄町米を生産する熊原康治(くまはらこうじ)さん(芳井町)は「井原産の酒米を使った酒造りがしたいと相談を受け、一昨年から栽培を始めました。肥料を数回に分けてまく必要があったり、背丈が高いので稲が倒れやすかったりと栽培は大変です。それでも地域の子どもたちが田植えや収穫を体験し、そして応援してくれるので、いい米を作ろう!と頑張れますね。昨年は天候もよく、質のいい米がたくさん収穫出来ました。今は桜渓を飲むのが毎晩の楽しみです」と笑顔で語ります。
杜氏の渡邊良夫(わたなべよしお)さん(芳井町)は「桜渓の特徴はフルーティーで飲み口がスッキリしているところ。今年は米の質もよく、本当に出来がいいです。よりさわやかで、雄町米の特徴をしっかり感じられると思います。古里の水と空気、米、そして人に支えられながら、私たちが真心込めて作った完全井原産の桜渓を多くの人に味わってほしいですね」と熱く語ります。
3月19日(日)には、山成酒造で新酒祭りが予定されています。地域の伝統と想いが紡がれた至高の一杯。皆さんもぜひ、ご賞味ください。

問合せ:山成酒造
【電話】72-0001

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