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■最高の仲間たちと最高の歌声を
▽さくらコーラス有終の美

3月19日、市内の60～80代の女性で組織される合唱団「さくらコーラス」の最終公演「ありがとうコンサート」が出部公民館で開催されました。
昭和48年に結成されたさくらコーラスは、市内の合唱フェスティバルをはじめ、さまざまなコンサートに参加し、半世紀にわたり、歌声を届けてきました。
代表を務める三宅富美子(みやけふみこ)さん(上出部町)は「長年連れ添ってきた仲間たちとの合唱は本当に楽しい日々で、今でも一つ一つのコンサートが鮮明に記憶に残っています。多くの人に支えられ、続けてくることができたこの活動。最後に皆さんに恩返しが出来たらと考え、ありがとうコンサートを企画しました」と語ります。
団員の松井幸子(まついさちこ)さん(高屋町)は「50年前を思い出しながら、少女の気持ちになって声を張り上げました。今日まで歌い続けてきた時間はかけがえのない宝物。最高の先生と仲間たちに巡り合えて本当に幸せです」と胸いっぱいに語ります。
コンサートに訪れていた大山芳孝(おおやまよしたか)さん(芳井町)は「皆さんの歌声はすばらしく、心を打たれました。さくらコーラスの皆さんは、私たち合唱をする者にとって大きな目標なんです。名残惜しい気持ちで一杯ですが、偉大な足跡を残されてきた先輩方に〝ありがとう”と伝えたいですね」と笑顔で話します。
解散後も、皆さんそれぞれに音楽活動を続けられるそうです。もし素敵な歌声が聞こえてきたら、それはさくらコーラスの誰かかもしれませんね。