クローズアップひと

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■ゴボウの即売会「明治ごんぼう村フェスティバル」でお待ちしております!
「明治ごんぼう」を後世に残したい
明治ごんぼう村運営協議会会長　藤原勇(ふじわらいさむ)さん(73歳)=(芳井町)=

▽引き継がれた思いを後世に
芳井町明治地区で採れるゴボウは〝明治ごんぼう〟と呼ばれる地域の特産品。生産者で、4月から明治ごんぼう村運営協議会長を務めている藤原さん。「太くて柔らかく風味豊かな〝明治ごんぼう〟ができるのは、養分を蓄える力が強い粘土質の赤土と特産品の伝統を守ってきた先人のおかげです。長年の間、先人は時間を惜しまず丁寧に育ててきました。その思いを引き継ぎ、作物がじっくり力強く育つよう、今後も、伝統を引き継ぎ守りながら、後世に〝明治ごんぼう〟を残していきたいです」と語ります。

▽認知度向上を目指して
〝明治ごんぼう〟を後世につなぐために奮闘する藤原さん。「高齢化や連作障害が出やすいこともあり、後継者不足が課題です。そのため〝担い手の会〟を結成して、研修会を開き若手の育成に努めたり、認知度向上のために市内外でPRしています。地元小学生にもゴボウの収穫を体験してもらっていますね。12月3日(日)には、恒例の〝フェスティバル〟が開催されるので、多くの来場者に、〝明治ごんぼう〟をPRしたいです。また、このイベントが、地域を活性化することにも期待しています」