クローズアップひと

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農業を通じて地元の魅力を発信したい!

■脱サラしてUターン　ブドウ栽培に挑戦
山岡弘国(やまおかひろくに)さん(38歳)=(美星町)=

▽ブドウ農家への道
知り合いのブドウ農家からの誘いで、脱サラして就農した山岡さん。「楽しそうという好奇心で古里美星に帰り、2年間のブドウ栽培の研修を始めました。週替わりで3人の親方の下、1年目はブドウの育成の流れを、2年目は流れに沿った技術と知識を習得。3人の親方に教わることで、自分の環境や性格に適した一番良い手法を習得できましたね。会社勤務に比べると時間の余裕ができ精神的な疲労もなくなり、自然の中で自分のペースで仕事に取り組める環境が魅力です」と語ります。

▽新規就農者を呼び込む
昨秋初収穫したピオーネが〝県うまいくだもの共進会〟の優秀賞を受賞した山岡さん。「研修後1年以内の受賞を目標にしました。教わった基本に忠実に取り組んだ結果で、親方には感謝しています。ブドウ農家の高齢化が進む中、ブドウの産地を無くしたくない、10年後も同じ出荷量を維持するために、若者の新規就農者が必要なんです。美星で2年間研修を積めば結果が出せることを武器に、人材の獲得やブドウの認知度向上、短い労働時間で効率的に稼げるビジネスモデルを考えていきたいです」