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■5年ぶりの全国大会出場　井原高校軟式野球部
8月に明石市で開催された全国高等学校軟式野球選手権大会に、井原高校軟式野球部が5年ぶり4回目の出場を果たしました。初戦で、優勝した中京高校(岐阜県)を相手に互角の試合を展開しましたが、接戦の末、4対6で惜しくも敗れました。
同部監督の永山篤志(ながやまあつし)さん(54歳)は「今年のチームは手力を中心に、ロースコアの試合を制してきており、特に試合終盤で逆転するような、絶対にあきらめない粘り強さが特長です。初戦の相手が速球を武器とする投手を擁することから、練習や試合の中で速球への対策を講じ、過去に2度全国大会で完封負けを喫した相手から得点を重ねるなど、選手たちは事前に立てた作戦をしっかりと遂行し、持てる力を十分に発揮してくれました」と振り返ります。
主将の大西駿平(おおにししゅんぺい)さん(3年)は「非常に仲の良いチームで、試合中もチームメートの気分が下がらないよう〝明るくいこう”と声をかけ続けました。試合に敗れ、全国大会での1勝という目標が叶えられず、とても悔しかったです。しかし、優勝チーム相手にあれだけの接戦を演じた経験は、今後チームを託す後輩にとって大きな刺激になったと感じています。自分たちがここまで来れたのは、応援してくれた家族や先生、地域の皆さんのサポートのおかげだと思います。後輩たちには練習を重ねて自分たちの成績を上回り、全国優勝を目指して頑張ってもらいたいです」とエールを送ります。
秋の県大会に向け、新チームが早くも始動しており、今後のさらなる飛躍が期待されます。