今月の“クローズアップひと”は、井原市出身で県外で活躍され、井原を応援してくださる人を紹介します‼
■いつまでも変わらぬ“井原”で!
心を優しく包みこむ故郷「井原」 笠原兼典(かさはらかねすけ)さん(83歳)=(神奈川県厚木市)=
▽常に好奇心を
技術者として会社経営し、一線を退いた現在も工場長として現役で働き、平成15年には、科学技術振興功績者として文部科学大臣賞を受賞。井原出身者らでつくる東京後月会のメンバーとしても活躍する青野町出身の笠原さん。「今まで、さまざまな研究に取り組んできました。発明は、ちょっとした興味から始まります。興味があるからこそ、より深く研究できるんです。気がつけば、たくさんの特許を取得していましたね。常に知的好奇心を持つことが、生涯現役であり続ける源です」と語ります。
▽理想を求めて
目を閉じると故郷が浮かび、井原を心から応援したくなるという笠原さん。「井原を離れていると、昔の思い出がよみがえり郷愁に浸ることもありますが、帰省すると昔から変わらない友人や自然が私を迎えてくれて安心します。この安心がずっと続くためにも、産業と文化、そして大学や研究施設などのアカデミーがバランス良く共存するまちを目指してほしいですね。人口を増やすことは難しい課題ですが、人を呼ぶような産業やアカデミーができて、元気で力あるまちになることを願っています」
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